次期メインPCのGPUをどうしても今のラインナップから決められない。
性能とコストのバランス
次期メインPCの組立を延期するという話を以前からしているのだが、それにはいくつか理由がある。
一番大きな理由としては、どうしても今のGPUの価格が納得できないというものがある。
メーカーがこの価格と提示しているのに、私一人が反発したところで状況も何も変わらないわけだが、どう考えてもミドルレンジより上の、ミドルハイクラス、ハイエンドクラスのGPU価格が異常だとしか思えない。
ミドルハイクラスですら10万円以上が当たり前というのは、いくらなんでもやり過ぎに思えるのである。
もちろん、性能が向上しているのだからメーカーからすればそれだけの価値がある、という事かも知れないが、コストがかかりすぎて全体の10%にも満たないような人達だけの世界を構築したとろこで、業界全体がそのレベルに達したわけではないのだから、全体の底上げにはなっていないワケで、製品としては真っ当ではないな、と思うワケである。
というわけで、仮に近々次期メインPCを構築するとしたら、おそらく私はGPUの更新はせずに、今あるRadeon VIIをそのまま使用する方向にいくのではないかと考えている。
そうなると、今あるPCに別のGPUを搭載する必要があるワケだが、現在AMD製GPUを私はRadeon VII以外に持ち合わせていない為、NVIDIA製GPUの余っているGPUを搭載するか、新たにRadeon RX 500系GPUを中古で購入するしかないかな、と考えた。
中古と言えど高い
中古市場でRadeon RX 500系などを観てみると、価格にして570系で2万円台半ばから3万円弱くらいはしそうな感じである。これが580系になると、さらに高くなり、3万円台半ばくらいになる。
…いや、世代的にはかなり古いと思うのだが、今はGPUがないのが理由なのか、中古市場でも価格が安くないという問題が出ているようである。
ただ、Radeon RX 500系は、マイニングの影響か、弾数は多いようなので、価格は安いものはないが選択肢は多い。
何かしらの物件を入手できれば、次期メインPCはGPU以外のパーツを揃えれば組立は可能なので、現実味が多少は見えてくる。
CPUにどれだの性能を持たせるかさえ決める事ができれば、あとは対応するマザーボード、メモリ、ストレージ、電源、ケースを予算枠に当てながら決める事になる。
そうなると…ホントに現実味が出てきたなw
8コア16スレッド以上
今自作するPCなら、CPUの最低ラインは8コア16スレッド以上が基準になるだろうな、と思っている。
用途によっては6コア12スレッドでも良いのだが、それだと世代は古いが今のCore i7-8700Kと変わらない。性能含めてアップデートさせるなら、8コア16スレッド以上が基準になると考えるべきだろう。
またPCI Express4.0への対応も視野に入れるべきポイントだろうと思う。
GPUなどの接続ではあまり意味はないが、ストレージ速度には大きく影響が出るので、メインPC入れ替えならぜひ対応させたいところだ。
AMD系だと、残念な所はThunderbolt3対応が甘いところになるわけだが、これはマザーボードメーカーが独自に対応していれば、それに乗っかる事で対応させる事はできる。可能な限り搭載する事を前提に考えれるが、どうしてもダメならUSB Type-Cでの対応で切り抜ければよかろう。
今回のメインPCの更新の一番の目的は、そのプラットフォームの刷新にある。
プラットフォームをイマドキのものにする事で、対応すべき機能や性能に追従できるようになるというのが大きな強みとなる。
一応、今のメインPCでもWindows11の対応要件は満たせる事は確認している(初期に確認できるレベルでの話)が、おそらくその後2年もしないウチにWindows11のアップデートの要件に追いつかなくなる可能性もある。
であるなら、OSに追従するためだけにPCを入れ替えるぐらいの気持ちで考えていた方が、予算はバカスカかからないだろうと思われる。
…もっとも、私が性能向上を簡単に諦められれば、という前提ではあるが。
というわけで、中古のビデオカードを探し始めた。
とりあえず今使っているPCでFluid Motionが使える環境を残せれば、性能は二の次かな、といったところである。