改めて、昨今のビデオカードの価格が異常にしか思えないと感じた。
フルHDで6万円
私の感覚がオカシイのだろうか?
改めて、今のPCに使用する外付けビデオカードの価格が異常なまでに高いという感覚に襲われている。
10月14日、AMDのRadeon RX6600搭載ビデオカードが発売された。
平均的な価格として6万円クラスのビデオカードなのだが、コイツの性能はライバルのNVIDIAで言えばGeForce RTX3060と同等というものらしい。
「XT」や「Ti」が付かない、いわゆる無印ビデオカードなので、同系製品の一つ格下版なのだが、それでも価格は6万円クラスという事で、安いと言い切れる価格のものではない。
で、その性能だが、最近のPCゲームをフルHDで100fps程度のリフレッシュレートでドライブできる性能らしい。
フルHDクラス…と考えると、この6万円って価格は、私の感覚で言えば平時の2倍の値段ぐらいに感じるのだが、私の感覚がオカシイのか?
確かに100fpsというリフレッシュレートは、潤沢に製品が出回っていた2年前のビデオカードではもう少しクラスが上のビデオカードの数値である。
だが、2年経過して製造プロセスも1つくらいは上位に来ている今、2年前のビデオカードのハイミドルクラスの価格でこのスペックと考えると、どうしても価格的に納得できるレベルには感じられない。
それだけ上位のビデオカードの価格も異常だという事なのだろうが、一気に市場がオカシな状況になったようにしか思えない。
そう思うのは私だけなのだろうか?
製造プロセスの進化
ただ、製造側の問題も考えねばならない。
通常、製造プロセスが進化して、より微細な半導体を製造できるようになると、そこに搭載されるトランジスタ数は増大し、それによってパフォーマンスが向上する。旧来なら、この微細化によるトランジスタの増大によって、価格据え置きで性能が1.4倍くらいになるというのが通例だったが、最近の製造プロセスの進化には以前よりもずっと高額なコストがかかるようになった。
だから同じ性能を維持した場合、その製品単価は以前よりも高くなる。その代わり、消費電力が以前より若干低くなる、というメリットだけは残る。
この認識をもって、改めて今販売されているビデオカードを見直して見ると、今のビデオカードの割高感は、少し改められる感じはあるものの、それでもここまで値段が上昇するか? という認識になる。
それとも、レイトレーシング関係のユニット設計費がこの価格高騰に影響して、今の状況を作っているのだろうか?
だとしたら…このレイトレーシングという機能を欲している人はどんな人なのだろうか? と改めて考えてしまう。
少なくとも、今、PCゲームで144fpsとか165fpsとか必要としている人は、ほとんどレイトレーシング機能は使っていないだろう。純粋に高速なリフレッシュレートが欲しいだけで、光の演算はリアルタイムでそのリフレッシュレートを実現しているわけではないので、その機能は使っていないハズである。
PS5やXbox SeriesXなどのゲームでも、高速なリフレッシュレートとレイトレーシングを両立しているタイトルは存在しないはずである。
なら、不要な機能で価格が高騰しているという状況が、今のビデオカードの高騰を招いているという事なのだろうか?
未来のために
レイトレーシング機能を強引に搭載して価格高騰している現状が正しいのなら、それを搭載しない安い製品を提供して欲しいと思う反面、レイトレーシングという今後の機能向上を考えると、強引にでもこの機能を搭載して未来に備える必要がある、という事も考えられる。
機能は搭載され、使われて初めて進化する。使われない機能は廃れるだけである。
そう考えれば、このレイトレーシングという機能はある程度受け入れるしかないのかもしれないとは思う。
だが、このビデオカード全般の価格高騰は既に許容値を超えているように思う。
今回のRadeon RX6600なら、ほとんどの人は3万円台後半ぐらいの価格なら許容できると思っているのではないだろうか?
他に選択肢がない状況なので、ほとんどの人はやむを得ず製品を購入しているが、おそらくここ最近は中古ビデオカード市場が活況になっているように思える。その中古価格も高騰しているので、如何ともし難い状況ではあるのだが、PCのビデオカードと呼ばれるパーツ全体が、今異常な価格設定になっているという間隔は、おそらく私以外の人も感じているのではないかと思う。
まだ半導体不足の波は収まっていない事が原因なのだろうか?
もし層だったとしても、たとえ潤沢に半導体が作られるようになっても、ビデオカードの価格設定はもう元には戻らない…そんな気もする。メーカー側も安売りはしたくないだろう。
イヤな話だが、今はPC業界全体がビデオカードの今の高騰した価格を受け入れてしまっている。
逆にCPUは価格がビデオカードほど高騰したという感じがない。わずかに高くなった感じはあるが、許容値に入っているレベルに収まっている。
ビデオカードもこの程度で収まってくれていれば、今の私の感覚はなかったのだろうが…。
果たして今後、この感覚が以前のものに戻ってくれるのだろうか?
正直、私のメインPC入れ替えを阻害している最大の理由は、このビデオカードの価格高騰が私の意識に影響を与えているのではないかと思っている。
それとも…私の認識はもう古い認識としてダメな感覚になってしまったという事なのだろうか?


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