この先どうなる?

Nintendo Switchの有機ELモデルは販売が再開されているがPS5は?

普及率に直結する問題

最近になってNintendo Switchの有機ELモデルが抽選販売から通常販売になったりと、状況が変わってきた。
任天堂公式サイトであるMy Nintendo Storeでも普通に買えるようになったという話(但し品切れと表示されているケースもある)で、以前ほどの品薄という感じではないようである。
一方、PlayStation5はというと、未だに抽選販売が普通で、思った程の国内流通数には至っていないようである。
PS5は、SIE的にはPS4を上回る勢いと言っているが、国内に目を向ければNintendo Switchの足下にも及ばないレベルでしかなく、半導体不足の今の状況を見ても、一向に普及率が上がる見込みがないというのが事実である。

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歴代で見ると、その差はさらによくわかる。

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ゲームは普及しなければ発展はあり得ない。ましてサードパーティが活況にならないと、ハードの魅力は広がらないので、ハードの普及率はプラットフォームの今後を左右する問題である。
転売屋問題などもあるが、根本的な需要を満たす供給がないと、プラットフォームを殺しかねない状況だと私は思うのだが、そういう焦りはないのだろうか?

相変わらずいない

で、PS5だが、私の周辺でその後入手したという人の話を聞かない。
一向に購入できたという人が増えないのである。
まさに白物家電一方、有機ELモデルのNintendo Switchに関しては、周辺で手に入れたという人が何人か現れ始めた。もともとSwitchは持っていなかったという人ばかりだが、有機ELモデルが登場した事をキッカケに、購入したそうである。
私の周辺状況で言っても、その入手性に大きな違いが見えてきた2大プラットフォームだが、これをもっと広い範囲で考えれば、相当大きな普及率の差になってくると言える。
任天堂は強い、と改めて思わせる事象と言える。
ただ、Nintendo Switchも全く問題がないかというとそうでもない。
ファーストパーティ、つまり自社開発タイトルがよく売れ、サードパーティタイトルが売れないという状況がある事から、任天堂はいかにしてサードパーティに恩恵を与えていくかで、今後のプラットフォームの成長が変わってくる。
これは任天堂だけの問題ではなく、全てのプラットフォームに言える事ではあるのだが、ゲーム産業が今後発展していくためには、どうしても必要な事である。
その為にも、ハードが確実に普及していく必要があるワケで、PS5はその点で見ても起死回生ができるのかすら不安に思えてくる。

私はどうする?

で、問題は私である。
いつもならもう新ハードが手元にあっても不思議ではない状況だが、PS5は購入意欲を失い、Nintendo Switchも有機ELモデルの購入に至るほどの意欲はない。
逆にSteamでのタイトルの購入が以前より増えた感じはある。
毎日使うPCというプラットフォームをそのままゲームに持っていける事の利便性を知ると、私からすると専用ハードが必要なのか? と疑問に思えてくるのがその原因かもしれない。
ただ、Nintendo Switchなどは専用ハードでなければできない事があったりするので、迷う事がある。だからSwitchはハードを購入したのである。
PS4にしても、PS VITAを使ったリモート操作ができる事から活用していた時期があり、そこに魅力があったワケだが、現時点でPS5にはそこまでの魅力を感じていない。
おそらく、ほとんどの人が同じ方向を向いているのではないかと思うが、PS5でなければならない何かが欠けているように思う。
このような状況で、私はPS5を購入するのか?
実際、どうしようか未だに悩んでいる。そしてPS5は発売して1年が経過してしまった。
入手できないという問題はあるにしても、ここまで購入意欲が湧かないハードは実に珍しいと言える。
今は、PS5より新しいメインPCが欲しい、といったところである。
ま、コッチもイロイロと問題があるわけで、結局は半導体不足が何もかも頓挫させている元凶なんだな、と改めて知るワケである。

ビデオカードの最上位モデルが10万円程度だった時代が懐かしい…。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. アバター画像 士之 より:

    PS5は相変わらず置物ですね。
    BD再生は、PS4やBDレコーダーでも見れるし、PS5である理由が全くない。

    ゲームに関しても、Switchはこの前やってもいいかなと1本買ったが、PS5は相変わらず購入意欲は湧かず、あってもPCでできるものばかりで、やっかいな漬物石となっとりますね。

    ちなみに、さいたま市だけだけれどPS5は2週に一回の抽選販売(うけつけは店頭で予約サイトのQRをもらって応募する)やってるようですが、店員曰く、以前に比べて倍率は全然高くないとのこと。
    ただし、ディスクレスモデルは絶対数がたらないからそうでもないとか…。

    地域の状況もあるけど、そろそろ供給がおちついてもよさそうだけど、なにをやってんのかね、SCEはw

    • アバター画像 武上 より:

      店頭での抽選はそんな感じになってるのか…。
      なら入手する事そのものはそんなに難しくはないのかな?
      ただ「以前に比べて倍率は全然高くない」といっても、1倍より高いんだろうね。
      つまり、確実に買えるわけじゃない、と。
      私はDigital Editionが欲しいと思ってるけど、地雷なのかもしれないなぁ。

      このままだと、供給が追いついてもタイトルに魅力的なものが出てこなくてプラットフォームとして広がらないような気がしてならない。
      SIEは国内で海外タイトルだけで勝負するつもりなんだろうか?

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