100人同時対戦を売りにして登場したガンダムオンラインが遂にサービス終了へ。
9年の歴史に幕
2012年12月25日、最大104人での同時対戦が可能という事で登場した「機動戦士ガンダムオンライン」が正式サービスを開始した。
プレイヤーは自身のモビルスーツに乗り込み、敵陣のポイントを押さえたり、敵を殲滅したりして対戦するゲームではあったが、サービスが開始した直後は通信環境も整っておらず、スムーズなゲームとは言いにくいものの、今までのリアルタイムガンダムゲームと比べて良好な状況だった事から、私もそこそこに満足したタイトルであった。
無償でプレイできる環境はあるものの、ゲームを有利に進めるには有償のガチャを回して優秀な機体パーツを集め、より高性能なモビルスーツにしていく必要があったことで、結構ガチャに投資した人も多いのではないかと思うが、このガチャにいろいろ問題があって、一時評判を落としたりした事もあった。
最終的にはその評判が回復したかどうかは定かではないものの、サービスが今まで続いていた事を考えれば、そこそこ収益はあったものと思われる。
だが、そんな「機動戦士ガンダムオンライン」も、2022年3月30日の22時をもってサービス終了となる事を発表した。
サービス終了のお知らせ
https://msgo.bandainamco-ol.jp/member/information/article.php?no=3222
(現在すでにリンク切れ)
刻の涙を見た?
今回のサービス終了に向けて、いろいろなイベントなどを考えているようだが、スゴイなと思うのはこの状況にあって、まだ新機体を追加予定しているという事である。
本サービスのガチャの一種である「DXガシャコン」のVOL.100となる追加を予定しているようで、後日その詳細が明かされるという。
また明日15日の定期メンテナンス後からは、プレイヤーへの感謝を込めた9周年イベントを開催するそうで、年明けからはグランドフィナーレへと展開していくという。こちらも準備できしだい情報公開となるようだ。
Zの名言「君は刻の涙を見る…」ではないが、今までガチャに相当な投資をしてきた人からすると、ホントに涙モノではないかと思うが、これがオンラインゲームの宿命みたいなものである。
思い出すのは…
私にとってガンダム系オンラインゲームとして思い出すのは、やはり何と言っても「UniversalCentury.net GUNDAM ONLINE」である。
宇宙世紀を実際に生きる、という事を掲げて構想された壮大なガンダムゲームである。構想は悪くないし、魅力的だったが、時代が早すぎた…。これこそ正に「君は刻の涙を見る」だ…(ぉぃ)w
Ultima Onlineのようなシステムでガンダムを3Dでやりたかったんだと思うが、全てが早すぎた。PCの性能もそうだし、通信インフラもそうである。
ある者はMSパイロットとして生き、ある者はMSメカニックとして生き…そういう宇宙世紀の生活をオンライン上で再現するというテーマ、ガンダム好きなら憧れのタイトルになるに違いない。
しかし、現実は厳しかった。理想だけが先走り、結果は残念なものにしかならなかった。
だが、もしコレを今やったら?
私はそう思う時がある。
「機動戦士ガンダムオンライン」はここで終了となるが、次に「Re:UniversalCentury.net GUNDAM ONLINE」をやってくれるのではないかと期待して、次回作を待ちたいと思う(爆)