Cellularモデルを使用しているが、今のところWi-Fi専用機になっている。
念の為とCellularにしたが
iPad Proを使い始めて3ヶ月が過ぎようとしている。
購入時、念の為にとWi-Fiモデルではなく、Cellularモデルを購入したのだが、現時点でSIMカードやeSIMを契約はしていない。
つまり、Cellularモデルでありながら、未だにWi-Fiモデルと同じ使い方しかしていない、という事である。
Cellularモデルを選択する意味としては、スマホでテザリングしなくても単体でネットに繋げられるという事と、GPSが内蔵されているので、それを利用できる、というメリットがある。
だが、昨今はWi-Fiでも大凡の位置は把握できる時代でもあるので、GPSという機能を正確なデータで利用するようなアプリを使わない限りは、GPSに大きな意味はないかもしれない。
私は、万が一の事を考えて単体でWAN回線に接続できるCellularモデルを購入したのだが、今の所、iPad Proを単体でWi-Fi環境のないところで利用する事がなかったので、今まで契約していなかった。
ところが、先日母親の入院の問題で、病院に行った際、iPad Proで情報を得ようと思ったら、通信が途絶していて単体では使えなかった、という自体に出くわした。
iPad Proを購入して初めての事である。
ちょっとした事でも通信ができないという事の不便さ。これが思いの外大きい影響がある、という事を知った一瞬である。
SIMカードとeSIM
iPad ProはSIMカードとeSIMの利用ができるようになっている。
但し、デュアルSIMという使い方はできないので、どちらかのみ使用する事になる。
回線事業者と契約するとなると、どちらが便利か、という事になると、eSIMの方が物理的なアイテムのやりとりがない分、手早く契約ができて便利ではあるのだが、eSIMはデータ通信しかできないので、SMSなどの情報が必要な場合は、SIMカードでの契約の方がよい時がある。
もっとも、iPadの場合はもともと電話回線が使えず、データ通信しかできないので、物理SIMであろうがeSIMであろうが、あまり違いはない。
eSIMが利用可能であれば、積極的にeSIMを使って行きたいところだが、問題は回線事業者としてどこを選べばよいのか? という事である。
この回線事業者の選択に関して言えば、その人の使い方一つで有利不利が出てくるので、自分の使い方を見極めた上で、事業者を選びたいところである。
普段はWi-Fi環境で接続し、特定の時だけWAN接続する、というのであれば、案外auのPovo2.0がオススメかもしれない。
だが、日頃からちょっとしたところでWAN回線接続が必要になる、という事であれば、他のサービスの方が良いときがある。この見極めが難しい。
基本料金0円
Povo2.0の最大のメリットは、通信状況に合わせてプランが変えられるという事である。
基本料金は0円で、1日という特定の日だけWAN回線が欲しいときは、24時間データ使い放題で330円という使い方ができるのがメリットだ。
だが、もし複数日に渡ってある程度の通信量が必要という事であれば、7日間で1GBの390円というプラン、30日間で3GBの990円というプラン、或いは30日間で20GBの2,700円なんてプランもある。
日頃はWi-Fi環境下にあり、特定の日だけWAN回線を…という時は、手軽に330円で通信ができ、普段は費用が一切かからないという使い方は、引き籠もり気味の私のような使い方だととても合致する使い方に思える。
だが、ちょっとしたところで僅かな通信が必要…となる事が、1日1回はありそう…なんて人だと、30日間3GBで990円、というプランはあまり安いプランとは言えない。
こうなると、IIJmioなどのeSIMプランなどだと、1ヶ月2GBで440円というプランがある(3/31まではさらに1GB増量のキャンペーン中)。こちらの方が手軽に使えるかもしれない。
Povo2.0は普段は全く費用なしで、特定の時だけ使えるというメリットはあるが、日頃からちょっとした事で通信する可能性がある使い方だと、ちょっと使いづらい。
月間あたり1コインを通信費に使えるという人であれば、IIJmioのeSIMプランの方が魅力的に見えるだろう。
で、問題は私である。
最初はPovo2.0がとても魅力的に見えたのだが、先日の病院で利用したりするようなケースだと、IIJmioのeSIMプランの方が使い勝手は良い感じである。
どちらが良いかは、使う人次第なので、自分の使い方とよく相談すべし。
これがイマドキの通信コストの考え方である。