やはり私にはWindowsの方が向いているようだ。
使い続けた約2年
MacBook Proを購入したのは2020年の7月末。当時、まだM1というAppleシリコンがどのようなシロモノかよく分かっていなかった時代である。
その時は、Parallels DesktopでMac環境でWindowsが使える環境を目指しての検討だったが、いざ発売されたM1チップは圧倒的な性能で他社製品を凌駕し、ハイパワー&省電力を実現する優秀な製品と認められた。
それでも、アーキテクチャの関係からx86の動作はできず、Parallels DesktopでWindowsを動作させるには、ARM版Windowsを動かすしかない、という結果になった。
それ故、私としてはCore i7のMacBook Proはその後も利用価値はあったワケだが、使って行く内に、エミュレータで動かしているWindowsにおける問題などが顕著に見られるようになり、結果的にWindows PCの方が使い勝手がいいのではないか、と考えるようになった。
そして時代はIntel第12世代コアが登場する2022年となり、10万円ちょっとの価格で10コア12スレッドを走らせる事のできるWindows11 PCが買える時代となり、今まで使ってきたMacBook Proから世代交代させる事を決断させる機運が高まってきた。
やはり、MacOSはその独特の使い勝手から、私には扱いが難しいと言わざるを得ず、使えるがWindows11で十分、という結論に至った。
確かにMacOSで提供されるアプリケーションには優秀なものが多く、それらを使う事でよりクリエイティブな事ができる事は理解できるのだが、他につ買っているWindows PCとの連携や会社での使い勝手などを総合的に考えると、異端と言わざるを得ないMacを使い続けるのは環境的に厳しい事がわかった。
iPadはどうなのさ? と思われるかも知れないが、iPadはそもそもプラットフォームとしてPCとの棲み分けができるものである以上、データ連携が最初から限定されている事から、あまり影響は出なかったのだが、Macはできる事がWindows PCと非常に近い事もあり、やろうとするアウトプットが同じなのに過程の使い勝手などの違いが、最終的にはストレスになってしまった。
なので、現在はもうMac環境ではなく、Windows環境を推進させる事を考えた方が自然かな、と思っている。
MacBook Proの売却
で、Windows11のノートPCに変更するにあたり、MacBook Proの売却を検討している。
私の購入したMacBook Proは、Intel CPUとはいえ、CPUは第10世代Core i7だし、メモリは32GBを搭載しているし、ストレージも1TBというシロモノである。
装備としては豪華仕様ではあるので、売却価格も10万円…まではいかなくても、そこに手が届くかな、ぐらいの価格になると良いなぁ、と思っている。
…ま、実際には無理だけど。
その売却益で、Windows11のIntel第12世代コアを搭載したノートPCを購入しようと思っている。多少の追加予算は必要だろうが、Windowsを運用するなら、その方が良いだろうと考えている。
ただ、実際にこの辺りを進めるには、現状のMacBook Proを売却できるレベルに初期化したり、インストールしていソフトウェアのライセンス変更をしたりと、やることがとても多い。
一番困るのは、MacBook ProにインストールしているParallels Desktop上で動作させているWindows11 OSである。
こいつのアクティベーションをクリアしたいと思っているのだが、このOSを次に使うPCを決めていないので、どのように処理してよいのかが判らない。
なので、すぐに売却する…という流れになれず、今、ライセンスなどの移行や移管を調べているところである。
ライセンス管理の難しさ
やましい事をしているわけではないが、このオンラインでできるライセンス認証というのは、実に難解で理解が難しいと毎回思う。
特に難しいのがMicrosoft製品で、ブロダクトキー、シリアル番号、プロダクトIDなど、呼び方が違うだけでなく、それぞれに別の意味があったりして、どれで管理すれば良いのかが判らないものが多い。
しかも一度登録するとMicrosoftのサーバに紐付けられ、あらゆる保護で固められるため、再認証させるのも一苦労だったりする。
一度登録していると、機器と紐付いているので、他の機器にインストールする時に「既に認証されたライセンスです」と表示され、新たに再認証させられなかったりするので、これで機器を更新する事がより困難になる。
まぁ、不正利用されないようにするための措置という事はわかってはいるが、正規ライセンスを持っている者からすると、機器を更新する時にこれらの煩わしい再認証があるだけで精神的にはマイナスである。
これらのライセンスが価格的にそんなに高いモノでなければ、このマイナスも小さいと言えるのだが、Microsoft製品のライセンスは比較的高いものが多いので、諦められる人が少ない事から、この再認証の煩わしさは避けて通れないと考える人が多い。だから余計にイメージが悪くなる。
Microsoftとしてはサブスクリプションとしてサービスを展開していく事を柱に置きたいと思って、このライセンスのガードの硬さを作り上げたのだろうが、正規ユーザーがそれで困るというのは、いかがなものかと思う。
この辺り、何とか改善してもらえないだろうか?
というわけで、MacBook Proの売却を考えていて、それに紐付くいろいろなライセンスの整理をはじめている。ライセンスの整理をした上で、MacBook Proの査定に入る必要があるので、この行為は避けて通れない。面倒だが、PCのプラットフォームを超えた入れ替えでは、これらはやらざるを得ない事だけに、せめてライセンスの非アクティブ化などはもっと簡単にできるようにしてもらいたいものである。