ハッキリ言って、合格する可能性はゼロに等しいだろう。
言い訳にしかならないが
本日、山梨県の会場でQC検定2級の試験を受けてきた。
6月に受験申込みが始まり、6月末までに申し込む必要があったのだが、私は6月10日ごろには申込みをしていて、その前から受験する為の準備をしていた。
極端な事を言えば、今年の4月前から準備そのものは進めていたのである。
これは会社の私の所属する部門の取組みの一つとして、各自が何かしらの資格を取得する勉強をしていこう、という主旨の元、薦めていたものである。
私は当初、英語を勉強するつもりだったのだが、私の英語理解力が恐ろしく悪いという事から、英語を切り捨て、QC検定2級への挑戦に切替えた。
本当は2年ほど前にQC検定3級の勉強をしていたのだが、3級は受験直前に発熱、結果として試験を受ける事が出来ずに終わってしまったのである。
その後、3級に再チャレンジするつもりだったのだが、受検申込みを忘れてしまい、そこで半年を無駄にした。
そこで再度3級を受検…と考えていたのだが、上長より「今更3級もないだろう?」と言われてしまい、3級を取得する前に2級へのチャレンジが始まってしまった。
だが、これを決めた時期が悪かった。
正直に言って、この時期は勉強どころではなかったのである。
母親が脳梗塞と診断され、急に入院する事となり、その入院から今度は要介護1の認定を受ける体になってしまった為、初めての介護保険という事もあり、いろいろ時間を食い潰しながら介護の為の手続きや状況の変化に私が翻弄された。
そしてその入院から1ヶ月後、またしても母親が入院となり、今度はベッドでの寝たきりになる事が判明、そのまま介護認定も要介護4の認定となる事態に陥った。
要介護4となると、自宅に介護ベッドを置いたり、車椅子を準備したり、自宅にヘルパーさんを入れたり、要介護者である母親にはデイサービスの予定を組んだりと、やることが倍増した。
この状況で、QC検定2級の勉強を進める事など、普通では到底無理である。
削られる体力と睡眠時間が、私から確実に勉強する時間を奪っていったのは言うまでも無い。
eラーニング
こうした事態になった事で、販売されている解説書や過去問テキストだけでは検定は受からない、と考えた私は、急遽eラーニングサービスを行っている業者から教材を購入、eラーニングによる勉強へと切替えた。
だが、介護で時間がないのだから、結局は何をやってもムダなのである。そもそもeラーニングを実施する時間がないのだから。
ただ、それでも折角eラーニングを受けられる環境を用意したのだから、と、とりあえず動画による講座は全て聞き、それに伴うテキストも確認した。
もっとも、ここで私自身の勉強というものに対する向き合い方、そして理解度が悪い方向に邪魔をしたのも事実である。私は昔から試験の為の勉強というのが嫌いで、苦手なのである。
勉学とは、役に立てて初めて意味があるのであり、修めただけでは意味がない、と私は常々思っている。これは私が中学生の頃からの考え方であり、それ故に私は試験勉強という名のものはやったことがない。だが、今このQC検定というものを目の前にして、いつまでその拘りを貫けるというのか?
そして遂に、私は今までの私を否定するに至った。
試験に合格するだけの勉強には意味がない、と考えていた今までを否定し、点数を取るための勉強に切替え、苦手なものを切り捨てて比較的理解が進んでいるものを中心に掘り下げて行くやり方に変えた。もうなりふり構っていられない。
というわけで、ここ2週間くらいは、比較的得意と言える部分を反復記憶するという事を繰り返した。
おそらく…不合格
で、試験当日の今日、実際に試験を受けてきたわけだが、ハッキリ言って結果は期待出来ないだろうと思っている。
そもそも、QC検定2級は「手法」と「実践」という2つの区分に対し、それぞれで50%、両方あわせて70%の正解ができないと不合格となる。
私が苦手としている計算問題が多い「手法」に関して、50点を取れるような勉強はしてきていないので、どんなに「実践」で点数を取っても不合格になるのである。
しかも、私は確実に点数を取れる部分で、問題をすっ飛ばして未記入のままでいる事に試験終了5分前に気づき、何とか埋めようとがんばったが、結果的に3問はこれで落としてしまった。
残念だが、他の問題にしても山を張った場所がことごとくと入っていない事から、今回の結果はほぼ絶望的と言える。なので私の中での切り替えスイッチは妙に速く、半年後の受検をどうするかを検討しはじめている。
eラーニングの教材もあるし、このままにしておくのはもったいない話なので、次も受検する事には前向きに考えようと思っている。
とりあえず、今回は試験の雰囲気を感じるという意味での壮大なシミュレーションにはなった。
まずは今回の結果を見て、次の方策を考えようと思う。