全てのパーツを購入した。あとは待つのみ。
PCケースを注文
先日から新PC移行の為のパーツ購入を勧めていたが、いよいよ最後のパーツとしてPCケースの注文を行った。
購入したケースは以前から記事にも書いていたInWinの「A5」というATXコンパクトPCケースである。
当初はマザーボードをmicroATX等にして、PC自体を小さくする事も考えたが、以前microATXでメインPCを構成した時、その拡張性に問題が生じて結果ATXに戻した事があるので、今回はとにかくATXでより小さくしたい、というつもりでコンパクトタイプのATXケースにした。
おそらく、これによって自作難易度はより上がったとは思うが、今回はCPUクーラーに空冷を選択しているので、配線などの問題は以前よりはないものと見ている。
あとはケース内に全てのパーツが入ることのみを祈るしかない。
…まぁ、事前にパーツの大きさなどをちゃんと調べてあるので、問題はないと思うが。
苦労しそうなポイントは2つ。
一つは空冷CPUクーラーの取り付けで、コイツがPCケース内部に完全に入らないとケースの側面カバーが閉められない。ケースのスペック的には高さ160mmのクーラーが入る事は確認していて、購入した空冷CPUクーラーの高さがキッカリ160mmなので、ここに狂いが生じると問題になる。
そしてもう一つの問題はGPUの取り付けに関するもの。
最近はGPUカードがとても大きく長いため、ケース内に収まらないという事も問題になる。
こちらも予めケース内に搭載できるGPUの制限を確認してある。取り付ける電源ユニットの長さが170mmを超えると280mmまでのGPUカードしか取り付けられないというのがA5のスペック上の制限で、電源の長さが170mm以内であればGPUは340mmまでのものが取り付くようだ。使用しているGPUカードは300mmの製品で、取り付ける予定の電源の長さは160mmなので、ケース内には何とか収まりそうである。
グリスガードブロック
そして今回、Ryzen 7000シリーズを使用するという事で、ちょっと気になっているのが、グリス流れの問題である。
Ryzen 7000シリーズのCPUは、そのヒートスプレッダが独特の形をしていて、側面が完全に密封されているわけではない。なのでグリスを多く塗りすぎてはみ出したグリスが、側面からCPU内部に入り込んでしまう可能性が懸念される。
そういった問題に対し、大手メーカーでもグリスからCPUを守るパーツを検討しているようだが、現時点ではまだ確実な製品として成立しているものがない。そのかわり、同人パーツ…といっていいのかはわからないが、そうした有志によるパーツが存在していて、PCER24製のグリスガードブロックというものを買ってみた。
実はこのパーツ購入、ちょっとした博打で、マザーボードのCPU固定金具がマザーボードによってLOTES製とFoxconn製の2種類が存在し、その内LOTES製でないと使用する事ができないというシロモノ。Foxconn製の場合、わずか0.4mmほどグリスガードの方がCPUのヒートスプレッダより高くなってしまうようで、そのまま使ってしまうとCPUクーラーがヒートスプレッダに密着しない事になってしまうのである。
私が購入を決めたMSIの「MPG X670E CARBON WIFI」に取り付いているCPU固定金具がLOTES製なのかFoxconn製なのかはわからないが、使える様だったら使ってみようという事で今回購入しておいた。
無事使えればよいが、もし使えなかったらさてどうしたものか?
参考:自作とゲームと趣味の日々
https://jisakuhibi.jp/review/pcer24-amd-ryzen-7000-grease-guard
OSの準備
そして…これはハードウェアを組立てた後の話になるが、インストールするOSも問題がある。
今回の新メインPCにインストールするOSとして、以前MacBook ProにインストールしていたMicrosoft Storeで購入したダウンロード版をあてがおうと考えている。
一度、MacBook Pro上のParallels Desktopで認証してしまっているが、ダウンロード版という正規品を使用しているので、ライセンスを移行させれば使えるハズ、と踏んでいる。
ただ、通常のやり方だとライセンス認証を素直にそのままできるとは考えにくく、この辺りをMicrosoftに問い合わせて認証させる必要がある。
自分のMicrosoftアカウント上では、既にMacBook Proというデバイスは削除済みではあるのだが、これはあくまでも登録しているデバイスの削除であって、インストールしているOSの認証にまで及んでいるとは考えにくい。
なので、とりあえずWindows11のブータブルUSBメモリを削除して、プロダクトキーなしの状態でインストールし、その後にライセンス認証させる際、Microsoftに問い合わせて認証させようかと考えている。
もしこれで最悪認証させられないとなれば、3万円弱でWindows11 Proを再購入する事に迫られる可能性があるが…未使用のライセンスがあるのだから、何とかできればと思っている。
ちなみにHome版でなくPro版を望んでいるのは、リモートデスクトップを使用したいため。
なんとか無事ライセンス認証させられれば良いのだが。
というわけで、物理的に場所を確保さえできれば、パーツが届き次第、組立を開始したいと思っている。
ま、本格的に組立てるのは、年始休みに入ってからになるし、現状のPCからのデータ移行をどこまで行うのか、というのもある。
長く使ったPCからのデータ移行というのは、実に面倒なものである。