またしても介護費用が上がるが、介護の質も上がるだろう。
訪問看護の依頼
先日の話である。
母の介護に訪問看護師に来て貰うことが決まり、その頻度が週一回、火曜日ということが決まった。
母が退院した時の前後で医師に記載してもらった訪問看護指示書を元に、訪問看護師が行う看護内容が決まり、その頻度として週一回で問題ないだろうということになったわけだ。
この訪問看護が決まったことで、大元の介護計画が大きく変わり、その関係から関係者全員が集まり関係者会議が我が家で行われた。
狭い我が家にケアマネージャ、訪問看護師、ヘルパー、装具士、デイサービス担当者、私と6人が一同に会するという事態になり、随分と窮屈な中で会議は行われた。
ケアマネージャが立てた計画書を元に、それぞれの担当の人達の役割が明確にされ、各々が介護を受け持つ際に何をするのかなどの確認が行われた。
今回、訪問看護師が加わったことで、医療行為に当たる行為が可能になったことは、介護を行っていく上でとても気が楽になったと言える。
正直、不慮の事態となった時、今までは病院に救急で駆け込むことしかできなかったワケだが、そこに訪問看護師に相談する、というワンクッションを置くことが出来る事で、安心度が格段に上がることになる。
そういう意味では、今回の訪問看護が加わるということは私にとっても結構大きなメリットがあると言わざるを得ない。
増大する費用
ただ…勿論介護にかかる費用に関しては相当かかることは間違いない。
訪問看護は当然だが看護師資格がある人に依頼することになるので、費用は高めになる。しかも行う医療行為毎に金額が加算される仕組みになっているので、人と行為で価格が決まるところがある。
しかもそれが正看護師と准看護師で価格が異なるようで、准看護師は正看護師の90%の価格になるらしい。ま、これはお願いするサービスによってもまた違うのだろうが。
こうした訪問看護の費用も、介護保険の費用内に収まっていれば、その費用も高いという印象はそうはないのだが、既にその価格を超える状態にある我が家では、今回の訪問看護を入れることで、相当な増額ということになってしまった。
ま、当たり前の話である。
なので、ケアマネージャとの話し合いで、訪問看護師が入るのは週に一度、その入る日のヘルパーさんの枠を一つ外し、入れ替えることで費用を抑えることにした。もっとも、入れ替えても増額分の方が大きいので、抑えられる費用も微々たるものなワケだが。
もう一つの費用対策
そしてもう一つ、費用対策として考えているのが、介護保険の区分を一つ上げるということ。
今現在、要介護4という区分にいるのだが、それを要介護5にするというものである。
丁度6月末で現在の介護保険の期限を迎えるので、更新する際に区分変更を狙うという方法である。
実際、母はベッドから動くことが出来ず、会話も一方通行で、訪問看護を入れる状態にあるので、判定員に費用面を訴えれば要介護5の区分も不可能ではないようだ。
判定の日はケアマネージャと共に判定を受けるのだが、そういった方向に訴えかけることにした。要介護5になれば介護保険の総額が6万円分くらい増えるので、何とか費用は今よりも抑えられるだろう。
生活に直結することなので、今回の介護保険の更新は要注意である。
というわけで6月から訪問看護が入る計画となった。6月分だけは要介護4の状態で過ごすことになるが、介護保険が更新された後、もう少し楽になるといいなと。
今後に期待である。