今から9ヶ月前購入したメインPCは、実は失敗した買い物だった。
時期が悪すぎた
現在私が使用しているメインPCは、Ryzen7 7700X、X670Eチップセットマザー、DDR5-6000 OCメモリ、PCI-E 4.0 M.2 SSDと、スペックだけ見ればそれなりの性能を持つパーツ構成になっているが、実はこの構成で購入するには、今年の1月初旬というのはとても悪い時期だったと言わざるを得ない。
もちろん、その当時は未来などわからないので、間違っている時期だとは考えていなかったが、その後の状況の流れから、実に悪いタイミングでパーツを購入した、と言わざるを得ない事が判明した。
まずCPUだが、今年の正月に組み立てたなら、Ryzen7 7800X3Dが発売するまで待つべきだったと言える。Ryzen7 7800X3Dは4月発売の話なので、待つべきと断言できるかは微妙なところだが、7700Xの価格を考えれば、7800X3Dはもう少し投資すれば買えるCPUだと思えば、待つべきだったのではないかと、後から思えた。
またメモリにしても、私が購入した時期はメモリの価格が高い時期で、その後数ヶ月でメモリ価格は大きく下落した。今では私が購入した時の60%くらいの価格になっている。
またマザーボードにしても、安めのチップセットが登場していない、もしくはもうすぐ登場する、といったタイミングだったため、やたらと高額なマザーボードを購入した。
SSDにしても、まだ時期的にPCI-E 5.0規格のSSDが出回る前だったため、私が購入したのはPCI-E 4.0接続のものだった。価格だってそう変わるモノではない価格なので、まさしく待つべきタイミングだったと言える。
まぁ、世間ではコレを後の祭というのだが、買う時期を一つ間違えただけで、かかった予算が大幅に変わってしまう事は、特に円安などで価格が変わる製品では起きる事である。
今考えてみると
なので、今のメインPCを振り返ると、いろいろテコ入れしたくなってくる。
CPUも3D V-Cache搭載のものに入れ替えたいし、メモリもDDR5-6000の32GB×2のものにできれば良かったし、マザーボードも性能的に満足できる価格安めのものにできたかもしれない。
そして何より、ストレージもPCI-E 5.0接続にできれば、アクセス速度は今よりさらに爆速になっていたかもしれない。
ほんの半年の間に状況が一変してしまった。
今までも、自作PCを組み立てた際の技術変遷は何度も味わってきたが、ここまで早いタイミングで移り変わったのは珍しい事である。
もちろん、今からこの希望を叶えようとしたならば、追加で予算がかかるため、余計な費用を払う事になるため、なかなか実現が難しい。
もし最初からこれらがハッキリと分かっていたならば、ここまで損失めいた基分にならなかったはずだが、未来は見えないので致し方ない運命と思うしかない。
入れ替えるなら
正直、今はCPUをRyzen9 7950X3Dにしたいという欲望が沸々と沸いてきている。
CPU価格で10万円くらいするので、現実的ではないのだが、3D V-Cache&16コア32スレッドというのは、私にとっては夢性能である。
もし私がRyzen9 7950X3Dを導入するとなったら、CPUクーラーはぜひ空冷で運用したいと思っている。普通なら簡易水冷280mmユニットでの運用を考えるところだが、私はぜひ空冷CPUクーラーで使って行きたい。DEEPCOOLのAK620 Digitalなんかが良いのではないかと思う。
また、メモリもDDR5-6000で良いので64GBにしたいところである。
当Blogでも以前記事にしたが、Windows11を起動させるだけで、大凡9~10GB程度を使用しているので、余裕をもった使い方をするなら32GBでもちょっと不安になるときがある。
ま、普通に使っている分には32GBでも困らないとは思うが、広いデスクトップでいろいろなアプリケーションを起動させて運用するとなると、メモリは多いに越した事はない。
ストレージに関しても1TBのPCI-E 5.0対応品が3万円を下回る程度になってきた製品も出てきた。2TBはまだ高いが、速度最優先で1TB運用というのも悪くはない。というか、今のメインPCも起動ドライブは1TBである。
マザーボードは現時点で最高峰のものを入れているので、これ以上を求める事はないので、今いった製品を揃えるとなると…単純計算で16万円という事に(爆)
幾ら何ても高すぎる…。
ただ、これらの内どれか一つでも入れ替える事ができたなら、今よりは満足のできるシステムになるだろう。
ただ、予算的には次はもうスマホの更新に振り向けるしかない事は明白である。
メインPCは、この不幸を受け入れ、しばらくはこのまま運用するしかないだろう。