電気ポットは保温で電気消費量が大きいので。
ちょっとしたお湯の必要性
母が介護生活に入ってから、使用しなくなった家電がいくつかある。
その中でも、ホントは使いたいけど用途的にちょっと目的が変わってしまって使わなくなったものが、電気ポットである。
電気ポットは、2Lくらいのお湯を沸かし、それを保温しつづける家電だが、現在の我が家の使い方では、その保温という用途がほぼ必要なくなってしまった。
だが、ちょっとした量のお湯が必要になるという事はあり、そんな時、わざわざガスコンロでお湯を沸かすという手間をかけなければならないという事が、私の中ではちょっとした手間になっていた。
そこでふと考えた。
それなら、大きくても1Lクラスの大きさの電気ケトルで良いのではないか? と。
電気ケトルの印象としては、私は当初不要な家電としていた。
お湯を沸かすだけじゃん、と。だが、その機能が必要な時があるんだという事を最近になって理解した。
理解すると、その必要性がよくわかる。
しかも沸かす時しか基本的には使わないので、メンテナンスがとても楽だというのも良い。
消費電力が多少大きいのが問題だが、保温を基本的にはしないので、沸かす数分間のみの用途と考えれば、ドライヤーみたいなものである。
そう考えれば、便利極まりない家電だなと感じる。
一杯のコーヒーやお茶
最近になってその用途の意味を理解したのは、一杯の温かいコーヒーやお茶を沸かす必要性を感じたからだ。
母の介護において、いつもはペットボトルのお茶などを用意しているのだが、これだと暖かくないので、寒い日などは体にあまりよろしくはない。
なので、ちょっと暖かい飲み物を一杯、という使い方に丁度良いと考えたのである。
前述したように、電気ポットだと沸かす湯量も多いし、それを維持する保温は電気代に響いてくる。電気ケトルでも短時間で保温が出来るタイプもあるが、基本的な使い方はお湯を沸かしてそれで使い切りという方法なので、そうした使い方を考えた故のアイテムとして電気ケトルの存在がクローズアップされたわけである。
実際、家に住んでいる頭数が2人だと、電気ポットは不要だと思っている。というか、現在電気ポットは全くつ買っていないので、その必要性のなさは証明済みである。
その電気ポットを使わないという選択肢の先に、ほんの数杯分のお湯が欲しい、という話になったのだから、この話の方向性はまさに必然と言えるだろう。
問題は…どのタイプの電気ケトルか? という事である。
注ぎ口の形、容量、機能など、ほぼ固定して配置する電気ポットと異なり、手で持ってお湯を注ぐ電気ケトルは、まさしくその製品形状からして多岐にわたる。
細く注ぐタイプ
で、今考えているのは、お湯の注ぎ口が細くなっているタイプである。
他にも本体上部に三角形の注ぎ口があるタイプもあるが、これらはどちらかというとカップ麺などにお湯を注ぐ時に便利に出来ているが、あくまでも用途としてはコーヒーやお茶といった類いのものになるので、細い注ぎ口を持つタイプを考えている。
また、温度調節機能は必須かなと思っている。
介護の母は極端に熱い飲み物を手に持つ事ができない。理想は適温だが、適温にならずとも比較的安全な温度で飲ませたいところ。なので温度調節機能は必須と思っている。
あと容量だが、できれば1.0Lくらいのもの。これでコーヒーカップなら5~6配分ほどあり、万が一カップ麺にお湯を注ぐという時でも、カップ麺2つくらいの余裕が欲しい。
また、できれば1000Wくらいの高出力なものが良い。1.0Lのお湯を沸かすのにできれば1分程度で沸かせるものの方がありがたい。これが2分とかかかるようだと、ガスコンロの方が良いのでは? となってしまう。
言うまでの話ではないが、電気と燃焼させるガスのエネルギー量では、電気の方が熱効率が良いので、電気ケトルの方がより省エネである。それを考えると、コストの面含めて今後は電化していく事を考えた方がよいのかもしれないと思い始めている。
とりあえず、今は他にも必要な家電がいくつかあるので、それらと共に検討を進めていきたいところ。
そういえば…Amazonのプライム感謝祭が近々あるな。