吸湿発熱繊維という分類のものを初めて買った。
2000年ごろから存在していたが
我が家は衣食住のバランスが著しく悪い。
特に衣料にかける費用が異常もと言えるぐらいに低く、年中通して同じようなものばかり来ているような家であり、私自信も着飾るという事もないので、日常生活でそれで困った事はあまりない。
そんな家で育ってきて生きてきていると、衣類の新しい製品を取り込むという事もあまりなく、ヒートテックなる存在が以前から存在していた事は知っていても、今までそれを積極的に購入する、という事もなかった。
調べて見ると、ヒートテックのような吸湿発熱繊維と呼ばれるものが世の中に登場したのは2000年ごろらしいが、ユニクロのヒートテックが市場に出回りはじめたのは2003年の事らしい。
という事は発売してもう20年が経過しているわけで、おそらくヒートテックと同じような吸湿発熱繊維を利用した他メーカーの製品も似たような次期に発売されていると考えるのが正しい。
吸湿発熱繊維の衣料が世の中に登場して20年も経過しているのに、我が家ではそれを導入してこなかったという事実にも愕然とするが、そもそも私は以前、そんなに寒がりではなかったというのも導入してこなった理由である。
ところが、ここ数年、私の体が変わったのか、妙に寒がりになってしまい、昨年は携帯カイロで凌いできたのだが、今年は寒暖差が異常に激しいのか、寒さに耐えきれず、ついについにヒートテックを買ってみようという気になった。
それに、ヒートテックは本当に暖かいのか? という疑問もあった。一応、テクノロジー的なものは好きなので、吸湿発熱繊維という繊維が存在していた事は知っていて、その理屈も知っていたが、実際はどうなのか? という疑問来もあった。
なので「試してみよう」という好奇心が後押しした側面もある。
ホンモノを買う
衣食住バランスの悪い私からすると、この発想は今まで余りなかった傾向である。
で、いざ買うとなった段階でネットでいろいろ調べて見ると、結構いろんなメーカーから製品が出ている事を知る。中には国産ではない格安製品もあり、ホントに機能するものなのか? という疑問を感じるものもある。
なので、ここは確実に問題のない製品を選ぶしかないと考え、本家ユニクロのヒートテックを購入する事にした。
ま、ユニクロでなくても、イオンのヒートファクトでもよいのかもしれないが、ユニクロが一躍有名にしたヒートテックならば間違いないだろうという知名度で選択した。
この手の製品は、体に密着した方が効果が高いというが、そもそも着られないと困るので、いつもの自分のサイズを選択、色は汚れが目立たないダークグレーを選択した。
ちなみにヒートテックは暖かさで3種類あり、今回購入したのはもっとも暖かくなると言われている超極暖「HEATTECH Ultra Warm」を選んだ。
これは…
箱から取り出し、手に取った感じでいうと、一瞬ひんやりする素材で、生地は結構厚めな感じ。
着てみると、体にフィット…というよりは丁度良い大きさで、効果を最大限に出すにはもう1サイズ小さくてもよかったかもしれない。
当初ひんやりとした感覚はすぐになくなり、体に馴染んでくるのがよくわかる。
いつもTシャツしか着ない私からすると、まさに新感覚というのもあるが、じんわりと暖かい感じがするのは、変に技術的な事を知っているからなのかもしれない。
ただ、実際に着た直後は確かに僅かながら暖かさを感じたのも事実。試しに着てみただけだが、そこで熱を感じられたのは、紛れもない事実である。
ただ、ずっと着ていると10~20分程度で熱を感じる事はなくなった感覚はある。吸湿して繊維が飽和状態になると発熱しなくなる、というのは元々技術的に言われている事なので、その通りの結果といえる。
私としては、期待通りの結果であり、お試しで買ってみたものの、これはもう数着購入して冬場のスタンダードにしてもよいと思った。
というわけで、吸湿発熱繊維は紛れもなく最初に発熱する事は間違いないとわかった。
ただ、それは最初だけというのも分かった。
それでも私は満足である。これで冬場の寒さも少しは和らぐというものである。