まだiPhone15シリーズが発売されて2ヶ月が過ぎたというのに…。
Proでも5倍ズーム
iPhone16の噂がもう飛び交っている。
次のiPhoneは、普通のProモデルでもカメラは5倍ズームを搭載するりという話が、韓国メディアのThe Elecから発信されている。
その話によると、Appleは折りたたみズームモジュールのサプライヤーとしてLG Innotekを追加したようで、そのモジュールの製造情報からPro MaxとProの両方分のモジュールを確保したらしいとの事。
もともと、この手の情報源となる事の多いAppleアナリストのミンチー・クオ氏も、数ヶ月前にProモデルはサイズに限らず5倍ズームになるという話をしていた。
しかも、まだハッキリとはしていないが、Proのサイズが若干大きくなるという話もあった。
このサイズが大きくなる理由が、テトラプリズムヲ搭載するから、というもので、6.1インチの液晶サイズが6.3インチ程度になるのではないか、という話だった。
Apple製品は、新しい製品が発表になり、実際に発売された直後には、もう次の機種の噂が出たりするのが当たり前になってきているが、それは新型に期待していた部分が物足りなかったり、或いは問題がクローズアップされるからだ。
iPhone15は、Pro MaxとProで今まで機能は同じだったものが、機能的に差別化された事で、今までProを購入していた人がPro Maxにすべきかどうするか、大いに悩んだという人が多いようで、次世代機に期待する人が多かった事も、噂が早めに出てきた理由なのかもしれない。
熱問題
また、iPhone16に期待する理由はやはり熱問題がある。
当Blogでも以前に書いたが、iPhone15 Proはとにかく熱によって性能が制限されている可能性が高い。
これはApple自身も理解していて、今現在グラフェンという新素材でサーマルシステムを構築する事を検討しているという。グラフェンは現在のヒートシンクの銅よりも熱伝導率の高い素材だという。
また、上位のPro版ではバッテリーシェルも金属製にする事を検討しているようで、これはApple Watch Series 7で実績がある対策。
動作の安定もさることながら、持っているパフォーマンスをさらに引き上げ、ライバルと差を付ける事を目指していると考えられる。
とにかく、この熱問題は全てにおいて問題の種となるので、Appleとしてはおそらくは最優先事項で対策に乗り出していると考えられるが、問題はグラフェンを導入した時のコストがどうなるか、また金属製のバッテリーシェルを使用した事でどれだけの重量増になるのか、といったところが課題として出てきそうな感じではある。
…チタンを採用したにも拘わらず、それでいて重量が戻ってしまいました、ではあまりにも残念な結果でしかない。
気になるAI機能
Appleは、またAIアプリに関しても何かしらアプローチしてくるだろうと言われている。
今現在でもSiriが存在しているが、コイツに生成AIの機能を加えてくる事は容易に想像が出来る。
実際、AppleのAI戦略担当上級副社長のジョン・ジャナンドレア氏とソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長のクレイグ・フェデリギ氏はSiriへのAI搭載の取組みを主導していて、大規模言語モデルで実行できる機能をSiriに搭載しようとしているようだ。
これに伴い、XcodeにAIを統合する事で、開発者がより素早くコードを記述できるようになるような事も考えているようで、これも含めたあらゆるApple製アプリへAIを搭載する動きを見せているようだ。
生成AIは、確かにトレンドの機能であるため、各社がいろいろな活用を見出しているので、Appleもそれに追従する事は間違いない。だが、残念ながら現時点では出遅れているような側面も見えていて、いつ頃にそうした生成AIを搭載してくるかというのは、まだ見えていない。
そういう側面も考えると、iPhone16の時ぐらいに、次期iOSと同時に搭載してくるという事は大いに考えられることである。
本当に「買い」はiPhone16か
というわけで、前回も書いたが、私自信はiPhone15をスキップすべきかどうかというところで悩んでいる。
バッテリーをどこまで保たせられるか、というのが問題だが、搭載される機能や安定性などを考えると、iPhone16を待つ方が良いのではないかと考えられる。
それか、型落ちのiPhone13~14あたりを導入して数年待つかの対応がベストかもしれない。
うーん…iPhone15に意外とケチがついた感じがするのは私だけだろうか?
モノが悪いとは思っていないが、どうにも残念な部分が目について困る。