母の介護の届かない部分は何とかなったが…。
高熱が収まらない
インフルエンザに感染し、発熱が始まると、まず最初は高熱との戦いが始まる。
抗インフルエンザ薬を服薬し、熱が高すぎれば解熱剤を追加で服薬し、まずは高熱が治まるのを待つ。
これがインフルエンザに感染した時のまず最初の対処法になる。
先週8日にインフルエンザ陽性反応が出た母親は、前日7日を起算日として本日12日が5日目に当たる。なのでそろそろ熱が下がってきてもよいはずなのだが、依然として38℃近い発熱が続いている。
やはり要介護者は体力的にも厳しいという事か? と最初は思っていたのだが、どうもそれだけではないような感じが今になって思えてきた。
母は排尿に関してカテーテルを入れているのだが、尿の排出量が少ないと尿が濃くなり、尿の中に不純物が増えてくる。これが原因でカテーテルの中が詰まったりすると、排尿できなくなり問題になる。
インフルエンザのような感冒症状になると、体内の水分を失うことが多いわけで、それによって尿濃度が高くなり、結果排尿に問題が出る、ということが起きる…いや、起きやすくなる。
これが原因なのか、母の尿に浮遊物が増え始めていることに昨日気がついた。これはもう尿濃度が高くなるっている証みたいなものである。
こうなると、排尿問題が発熱に繋がることも多々ある。この行きすぎた状態が、尿路感染症であり、入院案件になるわけである。
今現在、母は熱が下がらない状態になっているが、原因の一端にこの尿の問題があるのかもしれない。
水分を採ることを
こうなると、母に水分を採れと言い続けるしかないわけで、母も気にはしているのだろうが、だからといってどんどん水分を採れるかというと、そうでもない。
食べ物から摂取する水分、実際に飲料として摂取する水分、これらを合わせて排出される水分を上回り、かつ十二分な水分を採る必要がある。
言葉で書けばそんなに難しい話には見えないが、これが実践となるとそうでもない。
母も気にはしているが、実際に水分を採るとなると、思っているほど採れていることは稀である。
しかも最近は気温も下がることから、母のベッドには電気毛布を使っているのだが、これによって体を温めることで、全身からも水分が出る。余計に脱水症状に近づく環境がすぐそこにあるというわけである。
これでは摂取する水分は増える一方である。
温めればよいのか、冷ませばよいのか
母はベッドの上で電気毛布を使用している。だが、母は未だにインフルエンザの影響か、体が寒いと訴えてくる。
電気毛布で温めていてもそう感じるのだから、今度は部屋の室温を上げるためにストーブを使用する…こうすると、部屋の温度は上がるし、その中で電気毛布で体を温める…一見普通に思えるかもしれないが、この状況は実際にはオカシイし、ちょっと間違えると大変なことになる。
母が寒いと言ったので、電気毛布を強めに設定したところ、今度はベッド内の温度が異様に上昇してしまったのか、ふと気がつくと母が汗だらけでベッドの上に寝ている事に気づいた。ようするに、室温高く、布団の中の温度も上がり、暑すぎる状況を作り出してしまっていたのだ。
そんなだから唯でさえ体内の水分が足りないと言っているのに、さらに脱水してしまう。
インフルエンザ…というよりは感冒症状全てに当てはまるのかもしれないが、この辺りの温度調節は実に微妙で、しかも言葉の意思疎通が曖昧な介護状況では、この調節が困難を極めるのである。
というわけで、私もまだ体に不調を抱えつつも、母の介護含めたケアを進めねばならない状況で、非常にツライ。
健康第一とは良く言ったものである。