QNAPのQHora-301Wを導入するもコケたワケだが、その後、何とか使えた。が…
原点に還る
QNAPのQHora-301Wをオークションで落札するも、その導入でどうやってもLANコネクタが利用はできているものの、設定で有効化とならず、それが影響して他の設定を確立できない問題が浮上、上手く稼働しないという問題が発生した。
その事を先日当Blogでも記事にした。
QNAPのテクニカルサポートに連絡して、LANがリンクアップしない事を説明するが、どうも先方が上手くそこを解釈してくれないようで、ひたすらLANがリンクアップしていないから、LANケーブルを繋げと言われる始末。
しかもこのLANがリンクアップしていない事が影響して、無線LANの設定も工場出荷状態が変更する事ができないという事態。
結局、ただのDHCP接続のスイッチングハブ状態(実際にはブリッジ接続しているので違うが)でしかない状態である。
テクニカルサポートが適切な処置を説明してこないので、ハードウェアの故障の可能性もあるが、一度私自身の気持ちを原点に戻して、できる事を最初から一つずつやっていく事にした。
まず最初にできる事の一つは…当たり前だが、工場出荷状態に戻すという事。
ほとんどの機器では、リセットボタンもしくはそれに類似するボタンが用意されていて、スタティックRAMをクリアできる機能がある。ユーザーが設定した情報はこのスタティックRAMに記録され、そこを機器起動時に読み出してユーザー設定を反映させる。逆にこのスタティックRAMに何も記録されていなければ、機器のデフォルト設定が利用される。
なので、一度スタティックRAMをクリアして工場出荷状態に戻す事が、基本になる。
ただ…ファームウェアをアップデートした場合は、そのファームウェアの上でのデフォルトに戻るだけなので、正確に言えば工場出荷状態とは言えないのかも知れない。
QHora-301Wの電源が入っている段階で、リセットボタンを10秒ほど押し続けると、ビープ音が鳴り、工場出荷状態に戻る。実際には5秒ほどでリセットされたようだが、これで最初から設定をやり直す事となる。
そこで驚いたのが、初期ファームウェアと更新された新しいファームウェアでは、この初期設定項目そのものが違っていたという事。
旧ファームウェアでは、機器のローカルアカウントとパスワードはそのまま利用する形だったが、新ファームウェアではローカルアカウントはそのまま利用するが、パスワードは初期パスワードから別のパスワードに変更する事が強制されるようになっていた。
それ以外の項目も若干の違いはあるが、そう困る事はないだろう。
リンクアップしたが…
工場出荷状態に戻す事で、QNAP IDとの紐付けが一度クリアされてしまうので、もう一度リンクしてやれば、初期設定の立上げは完了である。
すると…今までの問題が嘘のようにLANがちゃんとリンクアップするようになった。
やはりハードウェアはマトモに動いていたが、ソフトウェアで噛み合わない部分があったという事なのかもしれない。ファームウェアをアップデートしたら、一度初期に戻すという原点に還るという行為は重要だと改めて思う。
WANの設定を変更できるようになったので、早速IPv4をMAP-E、IPv6をDHCPv6に設定して再起動させると、今まで単体でONU(光終端装置)と直接接続できなかったQHora-301Wで、ネット接続が確立するようになった。
これでBuffalo製ルーターを切り離す事ができるようになった!
というわけで、接続構成をすべて切替え、QHora-301Wに全てのLANを接続する事にした。
その後、無線LANの設定を自分の環境に変更したり、WPS機能を利用できるようにしたり、最低限必要な設定へと変更し、無事稼働できりようになった。
これで終わった…と安心したところで、イヤなものを見つけてしまった。
QHora-301Wのダッシュボードを見ると、何故かネット接続がオフラインと表記されているのである。
いや、全てが無事に接続され、ちゃんとインターネットにも接続されているにも関わらず、画面上でオフラインと出ているのである。
ひょっとしたら、何か設定で正しくない部分があるのかもしれない。
結局、QNAPのテクニカルサポートに、引き続きこの件を報告、対処の判断を仰ぐ事になった。
トラブルが尽きない機器である。
おそろしく安定
その後だが、まだ設定の全てを確認できているわけではないが、恐ろしく無線LANの接続がスピーディになった。
私はバンドステアリングを使用せず、2.4GHzと5GHzを分けて利用しているので、それぞれ別で設定をしているのだが、QHora-301Wはバンドステアリングを使用していても、3つの設定を同時運用できるので、バンドステアリングを利用して、利用機器毎に接続設定を分けるという方法を今後は検討してもよいかもしれない。
ダッシュボードの「オフライン」という表示されてしまう部分は気になるが、今の所それ以外では不満と感じる部分はまるでなく、今まで以上に安定動作している雰囲気がある。
今後は、QHora-301Wの設定をもう少し掘り下げて確認していき、使える機能があれば検討していきたいと思う。
というか…価格は高いルーターだが、安定感がこんなにも違うのかと考えると、高くてももっと早くに導入すべきものだったかもしれないと思えてくる。
ダッシュボードのオフライン表記という問題はあるものの、久々にアタリな製品を導入した気分である。
というわけで、昨年末にAmazon.co.jpで購入した新品未開封のWSR-6000AX8/NMBがそのまま手付かずになってしまった。
コイツはWi-Fi6接続のWAN 2.5GHz接続が可能なルーターだが…さてどうしたものか?
自己レス。
無事導入できたわけではない事が判明。
https://4466.jp/
ここにアクセスすると、IPv4で接続しているのか、IPv6で接続しているのかが分かるのだが、アクセスしてみるとIPv4で接続している事が判明した。
プロバイダとの契約でIPoE接続にした際、IPv6接続に切り替わったはずなので、この反応は正しい反応とは言えない。
実際、WXR-5950AX12を使用していた時はIPv6接続になっていた。
おそらくQHora-301WのWAN設定が何か間違っているのだろう。
ただ…他を選びようがないんだが、どうすりゃいいんだろ?
返信
さらに雲行きの悪い事になってきた…。
QNAPのテクニカルサービスと連絡を取り合っていたら、日本のIPv6接続は回線とプロバイダーによって、6種類もあるそうで、QHora-301Wが対応しているかどうかを確認する為に、回線とプロバイダーの情報を共有してくれ、と言われてしまった。
コレ、対応できない状況もあり得るな…。
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