Windows 8は短命で終わる。
そういう噂が、Windows 8が発売された後に流れた。
というのも、MicrosoftがWindowsの更新期間を短くして、OSのアップデートを早めるという話が出たからだ。
Windows XPが余りにも長すぎた為、OSを頻繁に切り替えるという事に不慣れになってしまったユーザーからすると、そうしたMicrosoftの動きは受け入れがたい感じがしてならない…そう思ったのは私だけではないだろう。
結局、Windows 7もそこそこの年数でWindows 8へと切り替わったワケだが、個人的には未だWindows 7の方が使いやすいと思っている。
私が初めてWindows 8を触った時には、スタートボタンがない事に随分と戸惑ったものである。これがないだけでなんて使いなくいんだ…そう思いつつ、知り合いのPCの設定をしていたのだが、実際問題OSとしてのWindows 8は確かに高速起動可能な、実に優れたOSだという感じは受けた。
しかし、そのWindows 8も、前述したように3月末ごろに次のアップデートの噂が流れた。しかもその時には仮とはいえ名称まで情報が出てきた。
Windows Blueというその名は、コードネームでしかなかったが、噂が形となった瞬間である。
米Microsoft、次期Windowsを含むコードネーム「Blue」を公式に発表
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20130327_593308.html
そのWindows Blueが、Windows 8.1として無償提供されるという話が明らかになった。Windows Storeでの提供となり、位置づけは従来のService Packのような感じのアップデートになるようだ。
6月26日にはパブリックプレビューも提供されるようで、Windows 8を搭載したPCを使っている人は、より便利になったOSの恩恵をいち早く受けられる事になる。
Windows Blueは、Windows 8.1として2013年後半に無償提供
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130515_599389.html
Windows Blueの頃の噂では、スタートボタンが復活するかもしれない、旧Metroインターフェースを経由せずに起動可能になる等、インターフェースの一部に変更が入るような噂もあった。
個人的にはスタートボタンの復活はありがたいところである。
やはり急激なインターフェースの変化は、ユーザーの混乱を招くだけでなく、不便なものを改善するならまだしも、問題のなかったインターフェースをなくすという事は、よほどの覚悟が必要な事だという事ではないかと思う。
何はともあれ、これでメーカーPCで言えば来年の春モデルくらいからはWindows 8.1搭載のPCが普通に出てくるのではないかと思う。
そしてその時期になれば、Ultrabook版のHaswellが登場した後になるハズだ。
UltrabookはWindows 8.1とHaswellの導入で、さらに使いやすくなったものになるかもしれない。今から個人的には超期待である。