MacOSXの標準ブラウザであるSafariのWindows版をインストールしてみた。
インストールするぞ、と気合いを入れてインストールしたワケではなく、Appleのソフトウェアを自動更新する“Apple Software Update”というアプリケーションが勝手にSafariを見つけてきて、インストールできるぞと警告してきたので、試しに入れてみるか…となったワケである。
インストール自体は何の問題もなくインストールできたのだが、ウチのサイトを見ようとしたら、いきなり「Flash Playerの最新版を入れろ」と言ってきた。
どうやらSafariとInternet Explorer(以下IE)は同じFlashのプラグインを使えないらしい。当たり前と言えば当たり前なのかもしれないが。
で、入れたらこんな感じになった。
大きいサイズはこちら。
何とも先進的かつ斬新なデザインのように見える…が使いやすいかどうかは別問題だと思う。
このSafariだが、見た目に斬新に見えるのはIE系とは全く違うフォントを使っていたりするからだ。
使用している標準フォントは“Times New Roman 16”で、等幅フォントが“Courier New 13”となっている。
もちろんフォントを変更する事もできるため、IEと同じようにMSゴシック系にする事も可能だ。
だが、なんか比較的見やすく感じるのは私だけだろうか?
たしかIE7の標準フォントもIE6系とは違っていたと思う。どちらかというとIE7とSafariの標準フォントは似ているように思える。
最初からタブブラウザとなっているSafariは、使い方もIE7に酷似している。
いや、ひょっとしたらIE7がSafariに似ているのかもしれない(たぶんそうだと思う)。
しかし、その性能は全く違うのではないかと思う。
Safariを使っていて最初に思えるのは、その画像表示の速さだ。
一番顕著にその差を感じることができるのがGoogleマップ等のネット地図系だろうと思う。
とにかく切り替えが速い。
技術的な事で言えば、SafariはGecko系に似ているらしいので、この時点でIEとは全く違う描画エンジンを使用していると言える。
だが全てが良いかというとそうでもない。
試しにニコニコ動画を見てみたが、Flashによる動画から元のページに戻った際、動画部分だったエリアの横方向全てが、何も表示されない状態になった。
これは見た目に消えているだけで、スクロールして画面からアウトさせてまた戻すとちゃんと表示される。
Flashの表示から通常表示に戻した際の挙動が不完全なのではないかと思う(それともウチだけの現象か?)。
私はIE系のSleipnir2を愛用しているが、今のところ概ね満足しているため、乗り換える事はない。
ただ、IEは使いたくないしFireFoxも使いたくない、かといってOperaもイヤだなぁという人には、一つの選択肢になるのではないかと思う。
全体的に見やすい事は間違いないし、描画も速い。
使い込んでいけばもっと便利な使い方も見えてくるかもしれないし、ファーストインプレッションだけでは分からない事も多いだろう。
私もこれから先、Sleipnir2のベースがIE7になり、使い勝手が悪くなるようだったらSafariもありかなぁと思っている。
現状のブラウザに困っていたり飽きた人には、一度Safariを試してもらいたい。
Apple Safari download
http://www.apple.com/jp/safari/download/(現在リンク切れ)