4月22日にその仕様が発表されたMicrosoft Office 2010だが、その翌日にはMSDNなどの会員向けにOffice Professional Plus 2010の正式版が公開され、製品版と同じ環境でテストする事が可能になった。
こういうのはMSDNの会員になっている人にとっては当たり前のような出来事ではあるのだが、一般人にはあまり馴染みはないかもしれない。
MSDNとは、Microsoft Developer Networkの略でMicrosoftの開発者ネットワークであり、同社が開発者向けに提供するサービスの総称の事。
要するに年間契約での有料会員にMicrosoft製ソフトを配布し、いろいろ使ってもらってより良い製品に仕上げていく…と、本来の意味合いとは違った形で受け取っても仕方のないようなサービスだと私は思っている。
実際のところはどうなのかわからないが、そのMSDN会員などにまだ発売前のOffice 2010が公開され、すでにテストできる環境をテストしたASCIIに、こんな記事が載っていた。
ASCII.JP×デジタル
Office IME 2010の変換候補が東方な件について
東方な件…と言われてもなぁ、とリンク先を見てみたら、確かに東方な件だったのに驚きながら吹き出した。
…なんかこういうの、ちょっと前に同じようなのを見たなと思ったら、Google日本語変換と同じ現象がおきているんだろうなという事。
Google日本語変換では、ネット上で検索された文字列などを解析して変換候補に挙げてくる仕組みを搭載していて、それと似た様な動きをする日本語変換メソッドもいくつか存在しているが、とうとうMicrosoft製のIMEでもこうした動きが出てきたのか? と思えてくる。
実際、ネットからテキストを解析して辞書に反映してこの結果が出たのかどうかは知らないが、もしオンラインでそうした機能が搭載されていないのであれば、元々の辞書にこの言葉が内包されていることになる。
…どっちにしても普通じゃないな、と思うのは私だけではあるまい。
上記リンクには、画像以外の東方語句をもテストした結果が掲載されている。
ま、狙ったとしか言いようの無い結果だが、どちらにしてもヲタ文化が世界で吹き荒れている…としか表現のしようがない現代、あなたはどう見る?
2010/04/24 • no comments