ハリウッド版の日本語吹き替え版はアニメオリジナル声優が揃う。
やはりそうでなくては
ハリウッド版のGHOST IN THE SHELLが4月7日に公開されるが、本Blogでもそのネタを扱った事がある。
個人的にはあまり成功しないアニメ実写化のワリによく頑張ってると思う作品に仕上がってきているが、今改めて見てもやはりどうしても声に違和感を感じる。
ま、当たり前といえば当たり前だが、私からすると少佐=田中敦子という図式が成り立っていて、バトー=大塚明夫であり、トグサ=山寺宏一なわけである。
おそらく、そういう風に思っている人は私だけではないはずで、今回のハリウッド版の日本語吹き替えに関して、アニメオリジナル声優の起用を求める声というのは前々から強かったらしい。
その声に応えたカタチになったのか、それとも別の力が働いたのかはわからないが、日本語吹き替え版の声優にはアニメオリジナルの田中敦子、大塚明夫、山寺宏一が起用される事が発表された。
この三人が揃うのは、なんと「攻殻機動隊SOLID STATE SOCIETY 3D」以来6年ぶりだというから、その間新作が作られていても全く違った路線だったんだな、という事を改めて知ることになる。
荒巻だけが日本語
さて、その日本公開を目前としたこの時期に、日本版の予告動画が公開された。
残念ながら前述の声優が声を当てたものではないのだが、ナレーションは山寺宏一氏で纏められている。
不思議なのは、基本英語で役者がしゃべっているのに、何故か荒巻役の北野武だけが日本語でしゃべっていること。何故?
ただ、この荒巻役の北野武は、他のバラエティー番組で「荒巻は日本人なのに何で英語でしゃべらなきゃならないんだ?(笑)」みたいなコメントをしていたのを記憶しているが、結局日本語での台詞で収録されている、という事なのだろうか?
そういう疑問もありつつ、公開されればその秘密も解けるわけだが、果たして動員数はどれぐらいになるのやら…。
ただ、個人的には結構気になっているところもある。
毎回この動画を観る度に思うのは、どこまでが実写でどこからがCGなのかがよくわからないぐらい、ちゃんと作られているという事である。
制作側に相当な思い入れがないと、ここまでできないわけで、光学迷彩の表現とか実に良く出来ていると思う。
そういった科学技術的視野を踏まえて本作を見るというのも面白いかも知れない。