Intelが正式にAtomを発表した。
AtomはIntelがモバイル向けに作った45nmプロセスによるコアだが、その中身はCore MAテクノロジで、Core2 Duoなんかと同じ系列になる。
もちろん、より省電力で動作するよう改良されてはいるものの、動作クロックは1.6GHzが最高である事から、現在PCにおける主力のコアから比べてその処理速度は劣る。
だが、その省電力性は半端ではなく、携帯電話クラスでも採用できるところに、このAtomの良さがある。
だが逆を言えば、今の人々がモバイルで使用するアプリケーションはAtomレベルで十分使用可能という事でもある。
もう少し処理速度が欲しいという声も出るだろうが、基本的にAtomベースで一般使用が可能という事。
つまり、人々は日常使用するツールにおいて一定の基準を満たすコアを手に入れたという事になる。
これから先の近未来PCは、その処理速度も然る事ながら、より省電力で動作し、より自然なスタイルで使用できるインターフェース部分にフォーカスしていくように私は思う。
そして、その方向に最初に向かっていったメーカーがAppleなのではないだろうか?
そしてAppleのiPhoneはおそらくそのベクトルの最も先端にいるデバイスなんじゃないかと思う。
Appleは昔から先進性だけはトップレベルにあった。
あの会社には一体何があるのだろうか?
2008/06/04 • no comments