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テクモにフラレたスクウェア・エニックス

 スクウェア・エニックスがテクモに対し友好的公開株式買い付けを提案したという事は先日の日記にも書いたが、その提案をテクモは蹴る形でコーエーと経営統合の協議を始めた。
 テクモ側にしてもコーエー側にしても、それが互いがベストと踏んだ結果だろうとは思う。
 だが、この発表に対して納得がいかないのがスクウェア・エニックス。
 話が進まなければそのまま提案を引っ込めると言っていたにも関わらず、テクモ側からの回答に対して質問をしているという。
「コーエーさんはウチよりも好条件を出してきてるの?」
「ウチとの経営統合を断ったのはコーエーと協議開始したから?」
「もしウチよりも好条件でないなら、なぜコーエーと協議する?」
「その明確な理由を言えよ!」
 もちろんこんな砕けた言い回しではない。
 しかし意味的にはこんな感じ。
 …どこが友好的なんだ?w


 日本企業はどうしてアメリカ企業のような利潤最優先の駆け引きばかりするんだろう?
 昔の日本企業はそんな徹底した合理主義の元に展開はしていなかったと思う。
 ナンバーワンを作らず、常にどこかと競争し続ける関係を維持し、切磋琢磨する…そんな社会だったように思う。
 それがいつの間にかどのジャンルも飛び抜けた企業ばかりが目立つようになる、その大きな企業は小さな企業をどんどんと飲み込み、突出した良い部分をみんなスポイルしていくようになってしまった。
 そしてそのスタイルが日本社会に格差という種をまき、今日本社会は立て直すことも困難な民衆的格差社会を築き上げてしまった。
 テクモがスクウェア・エニックスと手を組みたくないと言っているのだから、そこでライバルとして受け止めればいいじゃないか。
 コーエーとテクモが互いに持ち得ないものを持ち寄って、巨大企業と化したスクウェア・エニックスと肩を並べるというのなら、それは競争社会を作り上げる良い意味での社会現象じゃないか。
 私はそう思う。
 日本をミニアメリカにしてはいけない。
 日本には古来からの日本らしさが必要だ。
 まぁ、だからといって、ちょんまげの時代に戻るのがいいとは言わないが、独自路線を貫いていく社会が必要だと私は思う。
 スクウェア・エニックスの提案はまさしくアメリカンナイズな話であり、テクモの判断は実に日本的と思う。
 ま、真意がどうなのかはわからないが。
 で、おそらく1年後くらいに、デッドオアアライブ無双が発売になるわけである(爆)

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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3 Responses

  1. ruser より:

    よしっ! よくやったテクモ!
    スクゥエアエニックスは確かに質の良いゲームを出して来るけど、「面白い」と「凄い」「綺麗」を取り違えている印象が強くてどうにも避けがちです。(>_<)
    合併しないと体力不足で作りたいものが出来ないと言うなら分かるけど、営利目的だけだとなんだか印象悪いです。
    単純な話では無いと思うけど、やはり一人の巨人だけ残って他は踏みつぶされない様に右往左往するより、がっぷり組み付いて互いを鍛え続ける競争相手がいて欲しいものです。
    > DoA無双
    隠しキャラには影牢のアリシア王女(罠でハメ殺す)と零のキャラ(カメラで撮り殺す)を出して下さいw

  2. 士之 より:

    とりあえず、スクエニ蹴り飛ばしてくれてありがとうテクモといいたい。
    スクエニに入ったら、今のコンテンツもどうなるか分からんし、あまりよいようには思えない。
    かといって、コーエーならいいのか?って言われても微妙だが、お互い納得いく形をとれるのが一番だと思うんだけどね。
    ま、未練がましいのは程々にしないと、ブランドがないちゃうぜ?(笑)
    しかし、デドアラ無双って、ひとじゃなく、胸元が無双するのか?
    なら、るーさんは納得しないだろうな(爆)

  3. 武上 より:

     スクウェア・エニックスがもしテクモを傘下にすると、ホントにビックタイトルはスクウェア・エニックスからしか出なくなる…そんな気がしてならない。
     昔のゲームは、開発元と販売元がほとんど同じものが多かった。
     エニックスは昔から小さな開発元のゲームをエニックスブランドとして販売していたため、販売元というイメージが強いが、おそらくそういうスタイルを取っていた会社は少なかったように思う。
     それが世界的に変わり始めたのはプレステやセガサターンが現れた頃で、その時期になると開発費がふくれあがり、小さな開発会社では作りきれなくなり、また販売しきれなくなってきた。
     だから最近のゲームはうざったいほど社名ロゴが次々出てくる。開発元から使用ツールメーカー、販社のロゴまで次々出てくる。
     そんな団体戦になったゲーム業界から、ホントに面白いゲームが出てくるのかどうかというのははなはだ疑問だ。
     昔のゲームの方が面白かったという言葉を良く聞くが、それは開発元の遊び心がゲームにそのまま出てきていたからだと思う。
     ここに販社などが入る事で、そうしたストレートな表現はどんどんとスポイルされ、最後には無難にまとまったゲームしか出てこなくなってきた。娯楽なのだから、この流れは非常にマズイと思う。
     コーエーもスクウェア・エニックスのようにいろいろな会社を買収してきている(ハズ)。
     ただ、その規模がスクウェア・エニックスに比べて小さいという事がテクモを引き寄せた最大の理由のように思う。
     日本4大ゲームメーカーは、今だとスクウェア・エニックス、コナミ、バンダイナムコゲームス、そしてコーエーだろうと思うが、この4社に共通しているのは、全てが出版社を兼ね、また流通(それに準ずるものも含める)を持っているという事だ。
     テクモは、このバランスを見て自分たちの評価が高い方を選んだだけではないかと思う。
     もしスクウェア・エニックスに組み込まれたなら、おそらくドラクエやファイナルファンタジーとゲームの中身を全く考慮されずに比較され、結果としてテクモらしさを失っていくことになるだろう。
     コーエーであれば、コーエー既存のゲームと比較できないジャンルでテクモのゲームは評価される(キャラクターゲームというだけでも違うだろう)。
     この差は決して小さくないと思う。
     ま、今後テクモがどう進んで行くのかが気になるけれど、テクモにとって今回の判断は多分間違ってないと私も思う。
     そして3年後にはDOA無双、4年後には霞の野望とか発売されるかもしれない(爆)

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