3ヶ月ちょっと前、ウチの母親が脳梗塞で入院したと書いたが、今はとりあえず自分の事は何とか自分でできるぐらいの回復を見せ、自宅療養中だ。
とりあえずは自分の事をこなせるため、脳梗塞という病気のワリに後遺症は軽いと医者にも言われたが、一般社会に出て行くには体の動作も、また脳の働きもまだ弱いと言わざるを得ない。
母親の脳は、脳梗塞の発見が3日遅れたため、左脳が中心から壊死してしまっている。これはMRI写真で確認している。結構広範囲に壊死しているため、当初はここまでの回復は望めないとまで言われていた。
結果として後遺症は軽かったが、それでもまだ左脳の働きを完全に右脳が肩代わりするまでには届いていないようで、判断が遅い。
ただ、医者はリハビリを続ければ個人差はあるものの、まだまだ回復はするだろうと言っていた。
そこで私は考えた。
母親にDSソフトの脳トレをやらせたらどうなるか? と。
ちなみに母親は四則計算はそれなりに出来ている。
もちろん、以前よりずっと計算速度は遅い。
ただ、訓練で速くなる可能性もあるし、そういうトレーニングには脳トレは最適なんじゃないかと考えた。
で、知人に貸していた私の旧NDSを取り戻し、ついでに近所で買ってきた脳トレソフトも付けて母親にそのDSを譲った。
正直、ゲーム機の扱い方すら知らないワケで、いちからすべてを教えなければならなかったが、脳トレのCMを知っていたのか興味はあるようであった。
実際に脳年齢チェックをすると…実年齢より29歳も上と診断された。
まぁ、計算速度が圧倒的に遅いのだから仕方がないのだが、何回かやらせるとちょっとずつ速度は上がっていっているようであった。
試しに私もやってみたのだが、実年齢より7歳下という診断が出た。
まぁ…計算であればこんなものである。
問題はこれから先。
計算以外の記憶や音読による判断である。
母親もまだまだトレーニングが必要だが、多分私も必要になるだろう。
こうした遊び感覚でトレーニングが出来、また脳の活性化に繋がるというのは、リハビリと違って楽しくできるというメリットがある。
母親にしても多分継続してトレーニングできるだろうと自分から言っている。
とりあえず…私の旧DSはリハビリ専用機と化した。
なので先日購入したDS西村京太郎サスペンス2はNDSiで稼働している。
こちらは…また後日書く事にしよう。