新型PS3がやはり発表された。
やはり、と言われるぐらい今まで各所で噂されてきたワケだが、その姿をようやく公式に晒した新型PS3は、思っていた以上にコンパクトになっていた。
新型…というよりは廉価機であり、小さな部分で最新部品を投入したという感じなのかもしれない。
新しい機能は一つのみで、逆に今までPS3であまり使われることがなかった機能をバッサリ斬って廉価したという感じ。
その新しい機能というのは、HDMI接続の対応テレビ(ブラビア)のリモコンでPS3のXMBなどが操作できたりする“ブラビアリンク”機能の事であり、ソニー製液晶テレビでなければ扱えない新機能である。
よって普通に考えれば新しい機能は一切無いとも言える。
要するに、どう考えても廉価機でしかない。
そして注目の価格だが、日本での販売価格は29,980円。
従来価格から約10,000円のブライスダウンである。
搭載しているHDD容量から考えれば、それ以上の差額ともいえるかもしれない。
この新価格でPS3はXbox360とWiiの牙城を崩す事ができるだろうか?
新型が投入されるだろう話は、私もこのBlogで何度か取り上げた事がある。そしてもっとユーザー数を広げない事にはPS3の存在意義が亡くなるという話もしてきた。
今回の新価格で、その問題を打破できるだけのユーザー数を獲得する事ができるのだろうか?
昨今のソフト事情から、PS3専売タイトルというものが少なくなってきている。これはPS3だけでは商売として成り立たないが故に出てきた問題であり、クロス開発でPS3とXbox360の双方で発売する事で、売り上げを確保するという方法である。
ハードメーカーからすれば、単体のハードで専売してほしいところだろうが、ソフトメーカーからすれば専売するだけの売り上げ見込みが得られなければ、納得出来る話ではない。
だが、ハードを普及させるためには、やはり専売タイトルが必要なワケで、ハードメーカーはいろいろな支援をしてソフトメーカーと共同開発するか、ハードメーカーがソフト開発する方向で動く。
SCEは最近そういった動きが表面的に見えなかったように思うが、世界経済の動きからそれは致し方ない話だったのかもしれない。
話を新型PS3に戻すが、今回の新型は旧型と比較して70%のコストダウンに成功したという事であった。
そのため、新型の中身は殆どが新設計。同じなのはハードの内部的な規格のみであり、半導体プロセスから電源ユニットまでほとんどが新設計になっているそうである。
そのため、見た目以上にいろんなところが簡素化されている。
例えば電源ボタンとDiscのイジェクトボタンまわりは、あきらかに高級感が薄れている。機能的な問題はないわけで、こういう所こそコストダウンの対象になるのだろう。
おそらく、発売直後くらいに、またテクニカルサイトあたりで内部分解の話題が出てくるだろうから、その時にはさらに詳しい中身について見てみたい。
何はともあれ、新型投入でPS3がさらに活気づく事を願いたい。
同じPS3ユーザーとして、ただトロステーションを見るだけのハードには絶対なって欲しくないと思っている。
ま、トロステーションも面白いが…w
私もニュースで確認しました。
この時期だとXBOXから移植されるテイルズで、3万円なら買っても良いかなと考える人は結構いそうですね。
これでPS2のソフトが動く様になれば更に買う人は増えそう。
来年はFFやらトリコやらが出るだろうし、攻勢に出て欲しいですね。
ところで、PS3の弱点の一つ、ドライブのスピードは変わって無いのかしら…?
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BDドライブは従来通りBD-ROMで2倍速だそうです。
BDドライブの読込速度が弱点と言われてますが、価格的に4倍速は厳しいかもしれません。
背面にあったはずの主電源スイッチがなくなったり、BDドライブのタッチセンサーが普通のスイッチになったりと、かなりの部分でチープ化しています。
まぁ、機能的には何ら変わりませんけどね(爆)
消費電力は30Wくらい小さくなってますが、最大時が280Wが250Wに変わっただけですので、40GBモデル以降の人からすればあまり大きく変わるという感じはないかもしれません。
多少、ファンの音は小さくなってるみたいですが。
細部までいろいろ見てみると、ホントに廉価機です。
我々の40GBモデルが陸戦型ガンダムだとするならば、今回の新型PS3は各部の機構を簡素化してるという意味ではまさしくジムですよ、ジム。
あとは普及することを祈るのみですなw
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