Microsoftが1月28日に2010年度第2四半期(2009年10~12月期)の決算を発表した。
今四半期はWindows7の発売があったため、過去最高の190億2,000万ドルの売上高を記録したそうで、OSとして史上最速の販売速度で、第2四半期中に6,000万ライセンス以上を記録した。
要するに、Windows7バカ売れですよ、という事である。
もちろん、このWindows7効果はMicrosoftだけではない。
各PCベンダーもWindows7効果でPCの売上が伸びている。ただPCベンダーは他事業等の兼ね合いで総合的に黒字化しているかどうかはまた別問題。OS供給元であるMicrosoftが純粋に売上が大きいというのとはまた別次元の話である。
そのMicrosoftも実は他事業で手痛いダメージがないわけではない。苦手なのか、オンラインサービスビジネスは4億6,600万ドルの営業損失で赤字が続いているようである。
と、Windows7様様のMicrosoftおよび各PCベンダーなのだが、では私がもし今ノートPCを購入しようとすると一体どのPCをセレクトするのだろうか?
PC歴が長いと、周囲の人がいろいろ聞いてくる。
「今、どのPCを買えばいいの?」「どのメーカーがオススメなの?」「Windows7とWindows Vistaはどっちがいいの?」などなど…。
まぁ、その時々にその人に合った話をするのだが、私自身が買うとしたら? と聞かれると一番困る。
もし私が買うとしたら…先に結論から言ってしまうと、たぶん選ぶのはMacBook Proだと思う。
Mac? と思うかもしれないが、実はこれがパフォーマンスとコストのバランスが最も優れた一台なのである(私にとって)。
もちろん、他のセレクトがないわけではない。
特に高級志向に走るともっと広い視野からいろいろ検討しなければならないのだが、私が考える必要なノートPCのスペックは、ネットブックよりは高性能であり、デスクトップリプレースメントよりは小型のものと定義している。
つまり、低価格で提供されるネットブックではその処理に満足できず、デスクトップリプレースメントの価格では満足できないという事。また稼働時間は公称スペックで7~8時間(たぶん実用時間として5時間程度)、グラフィックス処理においてもそこそこのレベルでありたい、というスペックになる。
そこに「薄い」とか「綺麗」とか「小さい」という付加価値がつけばその分プラスで考えるというものである。
そうなると、個人的見解によるところの候補はVAIO type XやVAIO Y、ThinkPadのXシリーズ、Lets’noteのRシリーズ、そしてMacBook Proシリーズなどが上がってくる。もちろん、超小型モバイルの中にもいくつか抵触するものがあるかもしれない。
どの機種も一長一短であり、個性的な機能などを持ち合わせている。
特に迷うのがその性能。実はこの性能という部分で一番最初に脱落するのがVAIO type Xである。これはAtom搭載のノートであるため、利用目的がハッキリしているとベストマッチなノートPCになるだろうが、汎用的に使おうとすると途端に性能不足に陥る。
その次にコストという部分で考えるとThinkPadとLets’noteが候補から消える。
他機種とバランスをとった性能にするとコストが他機種の80%増しになるのは問題。但し、性能はその分上乗せされているため、性能重視という人には向いているかもしれない。
するとVAIO YとMacBook Proしか残らない事になる。
しかし、この2機種には決定的な違いがあり、実はCPUパフォーマンスだけ考えるとVAIO Yは圧倒的に不利な状態となる。なにしろMacBook Proは一番下のグレードである13インチにしてもクロックは2.26GHzあり、VAIO Yの1.4GHzとは比べ物にならない。ただ、この違いは消費電力に影響してくるため、私が通常使おうと思っている用途から考えると大きな差はないと判断している。ま、底力はMacBook Proの方が上、という感じか。
グラフィックスパワーを見ればこれもMacBook Proが上。NVIDIAの9400Mが内蔵されているMacBook ProはWindows系ノートPCの中でもかなり上位にくるのだから、仕方のない話だ。
バッテリー駆動時間はVAIO Yの方が上。但しカタログスペックで考えた場合であり、それも1時間ほどのアドバンテージしかない。
HDDの容量や無線LANの802.11n対応状況などは新しいVAIO Yの方が有利になる。
そしてこれが最大の問題だが、Windows7への対応に関して言えばVAIO Yが圧倒的に有利。最初からインストールされているというだけの事だが、もともとMacBook ProはMac OS Xの利用が標準であるのだから仕方のない話だ。
MacBook ProがWindows7マシンでないのになぜ私が選んだのか?
理由はものすごく単純なのだが、Boot Camp3.1でWindows7 64bit版が利用できるからである。今のMacの中身はWindows系PCとロクに変わらない。だからOSが起動できてしまえばMacであるとかWindowsマシンであるとか無関係になる。
問題はハードウェア性能がそこには差として残るという事であり、あとはその機能を提供できるコストがどれだけなのか? という事になる。
Windowsマシンしか見ない人はしらないかもしれないが、MacBook Proの性能で最安値が118,800円というのは安すぎる価格設定だ。VAIO Yとほとんど変わらない価格である。
CPUの性能だけで言えばThinkPad Xシリーズ並である。
ただ、搭載されているOSがWindows7でないというだけの差であり、他スペックを見てもWindowsマシンより劣る事はまずない。
コスト的に不利になるのは、Windows7を購入しなければならないという事だが、118,800円に25,000弱を載せればいいだけの話である。コストはさらに増加するが、性能差を考えればまだ妥当な範囲である。
また、脱Windows OSという事を考えてもいい。
メールにWeb、その他文書作成・管理、DVD鑑賞程度であれば、何もWindowsである必要がない。逆にMac OS Xの方が使い易いと感じるかもしれない(いや、ほとんどそうだと思うが)。
パソコン=Windowsという、何の根拠もない常識が世の中に浸透している。
もっと違うアプローチがあって然るべき。
それに目を向けると、もっとコストパフォーマンスに優れた事実が待っているのである。
と言うわけで、最近私ならどのPCを買う? という質問にはMacBook Pro、もしくはiMacと答えるようにしている。もともとWindowsは自作PCで運用しているため、メーカー製となるとノートPCか特殊仕様しかない。
なのでそう答えるのだが、反応はイマイチである。
間違ったことは言っていないつもりなのだが…。
はじめまして。自作PCコミュから来たものです
MacBookProは良いですよねー。デザインも良いし、薄いし、その上7時間は持つ。AspireTimelIneを一回りでかくしてCPUをパワーアップさせたという感じだろうか。
MacというOS自体にも魅力がある。なんといってもデザインセンスが良い。そしてソフトのインストールもD&Dすれば良いと言う快適さ
ウィルスは多少あるにしても、Windowsほど神経質にならなくて良いというのも利点ですね
だけど自分的にダメなのが、CPU
並といったら並だが、2~3万上乗せでCorei7ノートが買えてしまう(と記憶してる
Studio15なんですが、バッテリーが持たない
だけどCPUを考えたら当然だし、大容量バッテリーを使えば良い話
MacBookProも良いけど、CPUをスペックアップするとべらぼーに高くなるのが難点
ということで自分が買うとしたらStudio15ですね
でも日記を読んでみたらMacも良いかな、と思ったりw
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