時代は進んだものだ。
そう感じる新手の商売が話題になっている。
その新手の商売とは…
「東京湾の船から直売始めました!!」
東京湾の船上から、漁師が捕ったばかりの魚をネット販売する試みである。
このネット販売とは、横須賀市東部漁協横須賀支所の漁師による「東部漁協夕市会」の公式サイトで、東京湾の船上からその日の漁獲物を直販するという試みで、午前9時まで注文すると、当日のうちにその日の魚が食卓に届くという。
これもIT活用の新しい商売と言えばそうなのかもしれないが、無線接続による環境という意味ではさすが都会というべきか。地方でここまで発達した無線網が出来ているところは少ないかもしれない。関東、それも東京湾だからこそと言えなくもない。
もちろん、横須賀市東部漁協横須賀支所のアイディアは評価されるポイントとは思うが。
世の中、不景気だと言われているが、こうした高付加価値商売は不景気を感じさせない業績を伸ばしている。もちろん、高付加価値=価格というだけでなく、商品の魅力という捉え方ではあるが。
ユニクロのヒートテックなどは商品の価値を売りにして大きく伸びた商品だが、そうした商品開発力、いや企画立案力とでも言おうか、そうしたものが今問われているように思う。
それはつまり、日本は極度のデフレにあり、絶対必要と思われる商品の飽和が今の不景気を引き起こしているという、経済の根底にある問題を解決しないといけないという問題でもあるように思う。
民間企業の企画立案力、そしてその立案された企画を商品とする商品開発力の重要度は、今後ますます大きなっていく、そんな気がしてならない。
2010/04/16 • no comments