東京湾発ネット販売

 時代は進んだものだ。
 そう感じる新手の商売が話題になっている。
 その新手の商売とは…
 「東京湾の船から直売始めました!!」
 東京湾の船上から、漁師が捕ったばかりの魚をネット販売する試みである。
 このネット販売とは、横須賀市東部漁協横須賀支所の漁師による「東部漁協夕市会」の公式サイトで、東京湾の船上からその日の漁獲物を直販するという試みで、午前9時まで注文すると、当日のうちにその日の魚が食卓に届くという。
 これもIT活用の新しい商売と言えばそうなのかもしれないが、無線接続による環境という意味ではさすが都会というべきか。地方でここまで発達した無線網が出来ているところは少ないかもしれない。関東、それも東京湾だからこそと言えなくもない。
 もちろん、横須賀市東部漁協横須賀支所のアイディアは評価されるポイントとは思うが。
 世の中、不景気だと言われているが、こうした高付加価値商売は不景気を感じさせない業績を伸ばしている。もちろん、高付加価値=価格というだけでなく、商品の魅力という捉え方ではあるが。
 ユニクロのヒートテックなどは商品の価値を売りにして大きく伸びた商品だが、そうした商品開発力、いや企画立案力とでも言おうか、そうしたものが今問われているように思う。
 それはつまり、日本は極度のデフレにあり、絶対必要と思われる商品の飽和が今の不景気を引き起こしているという、経済の根底にある問題を解決しないといけないという問題でもあるように思う。
 民間企業の企画立案力、そしてその立案された企画を商品とする商品開発力の重要度は、今後ますます大きなっていく、そんな気がしてならない。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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