川上とも子さん、急逝

 申し訳ない。
 今日はいつものように長々と書くことができない。できようはずがない。
 私にとって、良くも悪くもものすごく影響のあった川上とも子さんが急逝した。この事実が、私を冷静でいられなくしている。
 もう10年近く前の話だが、思えば私はこの人との出会いで自分自身の中にある“何か”が目覚めたと思っている。
 その“何か”のおかげで今の私がある以上、川上とも子さんの死はただならぬ出来事である。今はもうそうした業界からは無関係の人間になったが、その無関係である今ですら、なおその“何か”は私にとても大切なものを刻み込んでいる。
 病気療養中だという事は風の噂で聞いたが、こんな深刻な問題だったとは全く知らなかった。
 知らなかった事をこんなに悔やんだのは、多分生まれて初めての事ではないだろうか…。
 急逝というからには、周囲も想像していなかった事だとは思う。
 それだけに、悔やまれてならない。

 何を言おうとも、何をしようとも、今はただご冥福をお祈りするしかない自分を許してください、とも姉…。

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武上

18歳の時、人生の最大の選択ミスをしてしまい、いきついた場所として山梨県人となる。 その後、建設業に身を投じ、資格をいくつか取得するものの、結局自分の性格と合わない事を理由に上京。 上京後、世間で話題になりつつあったアニメ・ゲームを主体とする業界の人間となり、デジタルコンテンツ業界を含む数々の著名人と同じ土俵でマルチメディアな仕事をするに至る。 一見華やかなメディアの世界の、その闇の深さたるやハンパない事こそ世間に何となく知られてはいるが、業界人しか知らないその氷山の全体像を十分すぎるほど目の当たりにした後、家庭の事情で再び甲州へと帰還。 しかし、この帰還も人生の選択ミスだったかもしれないなぁ…と今では思うものの、時既に遅し。 今は地元の製造業を営む会社の総務・品質保証という地味ではあるものの堅実な職につき、いつか再びやってくるだろう夢の実現を信じて隠者的生活を送っている…ハズだったのだが、またしても周囲の事情で運命は波乱の様相を見せ始めた。 私の人生は一体どの方向を向いているというのだろうか? ちなみに筆者はPCとの付き合いはかなり長いと思っている。 古くはPC-8801 mk2 SR、X1 Turbo、X68000、FM-Towns、PC-9801シリーズ(互換機含む)、PowerMAC 9500等をリアルタイムで使い、その後は、Windows PCの自作機を中心に現在に続いている。 デジタルガジェットに関しては興味もある事から、その時代の時々において、いろいろ使ったり調べたりして、専門家ほどではないが知識は蓄えてきたと思っている。 そうした経験を元に、今の時代へ情報発信させてもらっている。少々くどい言い回しが多いかも知れないが、お付き合いいただけるとありがたい。 連絡先:takegami@angel-halo.com (@を小文字にしてください)

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2 Responses

  1. 関西の人 より:

    残念です。

  2. 武上 より:

    まったくだ…

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