PS VITAの初週販売台数が判明した。
エンターブレイン調べによると、初週の土日での販売台数は32.1万台。PSPの約2倍という結果だった。
この数字だけを見ると随分とがんばったなぁと思うワケだが、比較したPSPの販売数は1日分であるわけで、そう考えると何も変わっていないとも言えるが、今から7年前のゲーム市場規模と今の市場規模を考えれば、逆に落ち込んでしまっている、とも考えられる。
だからこの数字に甘んじていてはいけないのだが、その理由は他にもある。
ニンテンドー3DSは初週37.1万台とPS VITA比で15%も多い。つまり、話題性で勝ち得ているとは全く言えない数字に留まったという事である。
この話題性という意味だが…やはり発売前のTV CMに問題があったとは言えないだろうか?
発売後のPS VITAのCMはソレなりに意味が分かるし、一般人にも「ああゲーム機ね」という事が分かる内容だと思う。しかし、発売前のCMは何が言いたいのかが全くわからない内容だったし、そもそもPlayStationというブランドに完全に依存した内容だったように思えてならない。
PlayStationの知名度とブランド力は確かに強いとは思うが、その上で新製品を告知するCMだったとしても、あの作りはお粗末としか言えないと思ったのは私だけではあるまい。
PS VITAを使ってみて感じたのは、実に作りはしっかりしているという事。
ニンテンドー3DSを初めて触ったときに感じたのは、カッチリ作られてはいるが質感として樹脂である感触が強かったという事だが、PS VITAは確かに樹脂部品もあるものの、その表面処理が良かった事と全体的な重みでもっと工業製品に近いものを感じる。
この作りの良さを感じてもらえば、製品としての魅力は伝わると思うし、あとは今後発売されるソフトラインナップをどう強化していくか? 次第ではないかと思う。
ニンテンドー3DSは任天堂の政治力とも言えるパワー故の結果なのか発売されるソフトが強力で、安定して楽しめる事が予想される。PS VITAは…言う迄も無い結果だ。
ま、こんな事はメーカーであるSCEも分かっている事だろうから、今後の展開に期待するしかない。
モノは良いのだから、あとはやることは決まっている。一部フリーズ問題が騒がれているが、ネットの影響で初期問題が必要以上に大きく取り上げられるのが
最近の傾向であり、大多数は問題ない。買う側の情報の捉え方にも問題はあるが、その問題を一蹴できる魅力を伝えられるか?
が、今メーカーに求められている事なのだから、SCEはがんばるしかない。
そういうグローバルな所で今後のPS VITAの発展に大いに期待したい。
私もウリが明確に公告されなかった事が、売れ行きの原因の一つなんじゃないかと。
価格が高いのも原因なんだろうけど、3DSも当初は似た値段だったわけだし、費用対効果を考えるとまだ手を出さないって人が多そう。
キラータイトルの一つでもあればまた変わったんでしょうね。
来年1月に発売されるテイルズ(私はテイルズオブって略が嫌い(>_<))が出たときのインパクトが気になります。
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ま、ぶっちゃけメタルギアソリッドの新作とかでればワールドワイドで売れるとは思いますが…実は海外ではポータブル機ってあまり評価されないようですね。
メタルギアソリッドピースウォーカーは、そんなワケで今まで不遇だったようで、今回のHD版登場で、再評価されてるとか。
そんなワケで再評価されている今なら、PS VITAでのメタルギアソリッドシリーズ投入は効果はあるかもしれないです。
どっちにしてもここ半年は、人気的にくすぶるような気がします。
ハードで勝ってソフトで負ける…いつもの図式ではないかと(爆)
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