明日からいよいよ夏のお盆休みに入るという人も多いと思う。
長い人になると、先週土曜日から休み…なんて事もあるかもしれない。
金沢行きを断念
私は通常通りに8月13日からお盆休みに入る。
昨年、父が亡くなった事もあって初年度の今年くらいは父の墓参りに行くべきと考えていて、墓のある石川県金沢市へと行く予定を立てていた。
但し、私自身が8月14日にはちょっとした用事があるため、12日の夜に金沢へ向けて車で走り、13日早朝には金沢入り、その後墓参り等日中を金沢で過ごし、そのまま夜には金沢を出発、そのまま自宅へと帰還するという予定だった。
強行軍だなと言われるかもしれないし、それを否定するつもりもないが、ウチではこのような移動はそんなに珍しい事でもなく、母親に関してもそれに同行する事に異議はない、という話だった。
ところが…諸般の事情で金沢行きを断念せざるを得ない状況になってしまった。
理由は単一のものでなく、同時多発テロのように誰かに仕組まれていたんじゃないかと思うぐらい、タイミング良く複数の問題が発生、結局断念せざるを得ない事となってしまった。
…何となくバチあたりな話になってしまったが、行けないものは行けないのである。
と言うわけで、今年は自宅で父のお参り、という事になる。
日本の伝統も移り変わり…
父が亡くなった時にも書いたかもしれないが、最近の葬儀は日本が古来から行っているような事をあまりしなくなってきている。
もちろん、ちゃんと伝統に則った人達もいるが、ウチは家族葬での葬儀で、その後、初七日、四十九日など、固定の儀礼はしなかった。ああ、四十九日の時には、父の遺骨を金沢まで運んで埋葬したが、結局それも家族だけで行い、親戚等の同席はほぼなかった。
葬儀を行ったときに、葬儀会社の人に聞いたのだが、最近はこういう小規模の家族葬が多く、またウチのように初七日、四十九日に何か特別に執り行うというケースも減ってきているらしい。
それだけ家族という単位が大家族から核家族へと移り変わり、そしてそれらが一巡しきった為に、昔から受け継いできたものを受け継がずに行き始めた、という感じではないかと思う。
もし、家族の中にお爺さんやお婆さんがいたら、多分、こんな家族葬だけで済ませてしまうという事を許さないだろうし(金銭的事情でやむなく断念という事はあるだろうが…)、また少なくとも親戚類の参加がないなんて事はないだろう。
昔、私の曾祖母が亡くなったときの話だが、親戚だけで100名を超えるメンバーが揃ったという。一体どれだけの兄弟がいたんだが…。
そんなワケで、今年はちょっと罰当たり的なお盆になってしまったが、諸般の事情なので仕方が無い。
しかし…この「諸般の事情」って言葉、なんて汎用性の高い言葉なんだろう…(爆)