昔はレーサーレプリカのバイクが結構走っていた。
お値段異常
本田技研工業が、Moto GP参戦マシン「RC213V」の一般公道仕様「RC213V-S」の商談受付を7月13日より開始する。
この情報を聞いたとき、素直に「は?」と驚いた。
レーサーレプリカという名のモディファイモデルではなく、純粋にレースモデルの一般公道仕様を販売する、という事にまず驚き、なぜ今までと異なる“レーサーを公道仕様にする”という事をやろうというのか、意味が分からなかったのである。
普通は、レースの世界で活躍するレースモデルからフィードバックされた技術などを投入した、あくまでもモディファイモデルを市場に投入するのが常である。それが今回はその逆で、純粋にMoto GPに参戦する為だけに設計開発されたレースモデルを一般公道市場に投入しようというのである。
これを異常と言わずして何と言おうか?
そして異常なのはその行動だけではない。価格は販売するチャネルによって異なるが、日本では2,190万円での販売である。…買うヤツいるのか?
新しい試み
私が懸念した「何故レースモデルを一般公道仕様として販売するのか?」という疑問については、HONDAのニュースリリースにその答えが書かれていた。
“今回の「RC213V‐S」は、これまでのHondaがレース参戦で得た技術の市販車への還元ではなく、MotoGPに参戦するために開発したマシンを一般公道で走行させるという新たな試みです。”
そう、これは新しい試みなのである。
今までとは発想を逆転させた、新しい試み。
“世界選手権レースに勝利するためには“世界一速く走るマシン”が必要です。しかし、Hondaでは、マシンはライダーが操るものであり、“扱いやすさ”を“勝つために必要な手段”と位置付けています。つまり“世界一速く走るマシン”とは、“世界一操りやすいマシン”であるという思想があります。”
この試みから、HONDAが何を得るのかはわからない。ただ、今までとは違った考えの基、このようにレースモデルを一般公道仕様として市場に投入しようというのである。
このHONDAの思想を知れば、今回のようなレースモデルの一般市場投入も何となく意味のあるものに見えてくる。
ただし…どこまで市場で流通するものになるのかは全く見えないが。ただ、こうして見ると、今回販売されるであろう「RC213V-S」はホントにギリギリまでレースモデルそのまんまなんだな、という事が見えてくる。取って付けたようなミラーとウィンカーがそれを如実に物語っている。
でもこういう試みをサラッとやってのけるHONDAが私は大好きである。
RC213V-S 購入専用サイト
http://www.rc213v-s.com
これはまた、久々にホンダらしいぶっ飛んだモノが出てきましたねw
しかし、バイクで2000万以上とは…。
2輪はコケるもの。
もし転倒したら、修理にいくらかかるのやら。
…いや、そもそもそれを気にするような人は買えないかw
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価格からいうと以前のNSX以上だからなぁw
日本で発売されるRC213V-Sは70馬力仕様だけど、それってマフラーとかそういうので規制しているだけでなくコンピュータとかでも規制しているんだろうけど、ちょっと触ればフルスペックで公道を走れそうな、そんな気がして何ともぶっ飛んでるな、と。
昔、NSR250Rで40馬力でも持て余した私は、とてもじゃないが乗れんわw
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