最近Windows10などPC周りが結構騒がしい。
Skylakeの次は950
マイクロソフトのWindows10が公開となり、IntelのSkylake-Sの販売が始まった今、自作PC周りも何かと騒がしい感じになってきた。
これはこれで嬉しい限りなのだが、次はと言わんばかりに、ミドルスタンダードのGeForce GTX 950の話が浮上してきた。
GTX 950は960からさらにCUDA Coreを25%減少させた製品になるが、その価格は2万円台中盤から後半に調整されているらしい。
その価格だとGTX 960を購入するような感じになるのではないかと思うが、おそらくすぐに値崩れするのではないかと思う。
メモリ周りはGTX 960と同じ128bitインターフェースを持ち、動作クロックもほぼ同じというから、GPUダイは全く同じものを利用し、GTX 960に向けた検品で脱落したダイを利用するのではないかと予想する。まぁ…GTX 960の歩留りが良ければ、わざとコアのいくつかをDisableしたダイを作るのかもしれないが。
一応、上位版にGTX 950 Tiという型番を準備しているようだが、どれぐらい性能アップが行われているのかはわからない。型番数字で考えると960を超える事はないだろうと思うが。
一応、外部電源として6ピンを一つ用意しなければならないようだが、そもそもTDPは90wと低く、かなり小型のカードが登場するのではないかと予測される。
小型PCを作りたい人にはある種、朗報かもしれない。
しばらくはMaxwellか
NVIDIAの次期GPUのコードネームはPascalだが、私の予想ではこのPascalの登場はまだ当分先なのではないかと思っている。
いや、例え登場したとしても、ハイエンド仕様のビデオカードにのみ採用され、ミドルレンジ以下ではMaxwellコアがまだ当分は幅を利かせるような気がしている。
というのは、ライバルのAMDがHBM(HighBandwidthMemory)を搭載した新型GPUを投入したが、思った程の性能を出さず、未だGeForce GTX 980系で十分戦える事が判明したからだ。
しかも、電力効率はGTX 980の方が遙かに高い。これではNVIDIAからすれば、最新ハイエンドは別としても、民生の主力品はまだMaxwellコアでも十分シェアを確保できてしまう。
また、一定の進化に到達してしまった今、ギリギリまで性能を追い込むよりは、顧客層の幅を広げる方がNVIDIAとしても稼げる…という事にもなる。
ライバルがいないという事は、それが可能という事である。
ちなみにウチにはGeForce GTX 970のショート基板タイプが依然としてもう1枚浮いている状態である。
Skylakeのコアとマザーボード、DDR4メモリとATX用ケースがあれば、いつでもSLI構成が可能な状態と言える。
年末あたりにそうした環境に移行できるといいなぁ、と今は思っている。まぁ…性能的にSLIを組む必要は今の所ないのだが。
話を戻すが、GeForce GTX 950は8月20日21時に正式発表されると言われている。
詳細はその時に発表されるハズだから、価格的にミドルクラスで十分という人は、チェックしておいて損はないかもしれない。