噂話の域を出ない話ではあるが…。
価格破壊?
さて…私が次期メインPCの計画を来年始めに定めた最大の理由は、同時期に発売とされるZenコアを待っているからだが、ここに来てその価格の噂が出てきた。
PC Watch
Socket AM4マシンが届いたのでバラしてCPUを撮影してみた
この記事によると、噂としつつも、8コア16スレッドの最上位品の価格が、Intelのメインストリームの価格帯で投入されると書いている。
つまり、Intelで言うところのCore i7 6700Kレベルの価格という事であり、それでいくと高くても5万円台という価格になる。
Zenの8コア16スレッドとなると、その処理能力はCore i7 5960Xに匹敵すると言われているわけで、AMDはIntel価格の約半額~70%ぐらいの価格で、Zenコアを投入する可能性が考えられる。
しかもZenコアは今の所全てのコアで倍率アンロックで投入されると言われているし、そこから得られるコストパフォーマンスの高さは、考えるだけでも恐ろしいものになると予想される。
もっとも、全コアでの倍率アンロックともなると、安価なマザーボードでもクロックアップできてしまい、その場合電源回路品質の善し悪しで危険状態になる可能性もあり、現時点ではチップセットによって倍率アンロックの可否が決まるような手法で対策を講じる事が予想される。
どっちにしても、CPU単体で見たときのコストパフォーマンスの高さは、この噂が真実ならばIntel比ではとんでもない事になる。
Intelがどう出てくるか?
Zenがもし本当に噂通りの価格で登場スルとなると、Intelとしてはとてつもない脅威になる事は言うまでもない。
今まで一社独占状態の価格設定だったところに、パフォーマンスを上回るコアがさらに低価格で登場するのだから、従来通りの価格設定という訳にはいかないと考えられる。
ただ、Intel側にはまだ製造プロセスの優位という利点があり、この部分でユーザーに対してどのようにアプローチしてくるかがわからない。
また、Zenは今のところまだ噂でしか語られていない所が多いのも問題。
Intelは過去の実績を以てその性能を主張する事ができるが、AMDのZenは現時点ではまだ実績はまったくない。
エンジニアサンプル品のコアだけで性能を語る事は難しいし為、Zenがホントに出てくるまではIntelの強気戦略は変わらない可能性もある。
だが、もしAMDのZenが本当に噂通りの性能であり、またそのコストも噂通りの設定で登場してきたら、その時は形勢逆転劇が待っている事になる。
マイノリティな人達からすると、夢にまで待った状況が、今すぐそこに見え始めたワケである。
何はともあれ、今の所私からするとZenに関して悪い噂がない。
パフォーマンスもコストパフォーマンスも全てIntelを上回る…そんなコアとしてZenが登場してくれる事を願わずにはいられない。