資格は持っていてもかさばらないものとは言うが…。
現在絶賛中断中
以前、資格を取ろうとして行政書士資格の取得を検討した事がある。
勉強を一度は始めたが、業務が医療機器方面に飛んで私自身が覚えなければならない事が急増し、行政書士の方は一時的に中断するという状況になった。
それから既に4年くらい経過してしまった為、今から再開できるのかという不安もある中、やはり何か資格が必要だなと最近再び思い始めた。
ちなみに時間的に余裕があるわけではない。
だが、積み上げるキャリアとしてそうした資格がある事とない事の差があまりにも大きい事実を突きつけられると、今のままで良いなどという考えは吹っ飛んでしまう。
いくら知識を持っていても、結局は資格持ちと戦えば負ける。
実用的かそうでないかよりも、全てはカタチとして存在する資格が全てという事実は、どんなにがんばっても覆す事ができない。
最近になって、直接そう感じるようになった。
現在絶賛中断中の行政書士の勉強を再開するか、それとも別の新たな資格に注目するかをまた決めなければならないと思っている。
ただ…新しいものにばかり目を向けていると、結局は何も達成出来ずに終わってしまう事になるので、結果を残すという意味でも中断していたものを復帰させ、勉強再開してみようかと思っている。
役に立つ?
で、ぶっちゃけた話、行政書士の資格は役に立つのか? という事を考えると、おそらく役に立たないように思っている。
こんな事を言うと、現役の行政書士の方々に申し訳ないのだが、おそらく行政書士の資格だけを持っていても、仕事として独立していく事は難しいだろうし、そもそも役に立つとは考えにくい。そもそも、行政書士の資格は、高卒以上であれば国家公務員もしくは地方公務員を17年経験すると資格を貰う事ができるとされている。
だから公務員を堅実に続けていれば、私のように勉強していなくても取得できてしまう人がいるような資格である。まぁ、正確に言うと、資格が貰えるわけではなく、そういった公務員を17年以上経験した人であれば、無試験で行政書士登録ができる、という事らしいが、できる事が同じである事を考えると、事実上「貰える」と考えても間違ってはいないと言える。
では行政書士の資格を持っている人は何で稼いでいるかというと、そもそもが他の士業と兼業しているケースが多々あり、そうした中で職業として成立させているという事実がある。兼業する士業としては、例えば社会保険労務士であるとか、中小企業診断士であるとか、そういった士業である。
だから、今私がチャレンジしようとしている事そのものに大きな意味があるのか? となると、実はコレだけで終われない、という事実がある。
行政書士というのは、事務処理技能職なので、取得しているだけでは何ら意味を持たないと考えるべきと言える。
ワンステップとして
では何故私が最初のステップとして行政書士を選んだのか?
こうした士業で何かを考えるとき、必ずと言っていいほど、その事務処理技能を必要とするワケで、その為にも持っておきたい、或いは持っているべき資格と考えたからである。
そもそも、社会保険労務士は、大卒でないと受験資格がない。しかし、行政書士資格を持っていると高卒でも受験資格を得られるのである。
取得する士業としての選択肢を広げるためには、ワンステップ目として行政書士を選ぶのが、妥当とも言える。
もっとも、事務処理技能がなくても…と考える人もいるだろうから、学業的制約がないのであれば、直接とりたい士業の勉強をした方が効率的である。
私には、その選択肢がないので、残念ながらステップを踏んでいくしかない。
その為だけに、既に4年をムダにしたわけで、幾ら今の業務で覚える事が多いといっても、自分のスキル獲得の為に損失したものは大きいかな、と今は思っている。
自分に向いているのか?
しかし…そもそも勉強が嫌いな私からすると、もっとPC技術とかそういった方面に傾倒している資格の方が、私には向いているのかも知れないな、と時々思う。
世間には、IT関係の資格も多いのだが、私がそうした資格を今まで避けている最大の理由は、資格の更新頻度が多いという事と、維持する為の費用が結構かかるという事である。
別に維持費用がある事そのものがダメと言っているワケではないのだが、情報の移り変わりも早いし、費用だけでない部分で維持が難しかったりするからである。
ただ、コンピュータ関係でいえば現時点でも最新技術に関して結構な割合で情報について行けている(と思っている)し、自分の関心度で言えばこちらの方が圧倒的である事を考えると、そもそも資格取得はIT関係に傾倒したものを選択する方が利口なのもかもしれないと最近は思っている。
といろいろな方面で考え始めるとキリがないのが問題。
自分の中でもう一度資格というものに対するスタンスを真剣に考える必要があるかもしれない。