ホントは明日のネタにしようかと思ったが…。
Kaby Lakeに始まる
私の2017年を考えて見ると、結局はメインPCの入れ替えを常に視野に入れた一年だったと言える。
何故そうなったかといえば、昨年入れ替える予定だったものを先延ばしにし、同じく遅れたRyzenの登場を待っていたからだが、2017年の始まりは何と言ってもIntelのKaby Lakeの登場に尽きる。
正直、2018年を目前にした現時点でも、Kaby Lake Core i7-7700Kの性能は決して低くはない。レビューされるその記事を読んでいると、当時私がメインPCに使っていたIvy Bridgeを早く入れ替えたいという気持ちにもなったし、実際それぐらいの処理能力の差を見せつけられるものであった。
結局、私はKaby Lakeではなく、2017年第1四半期に登場すると言われていたAMDのRyzenに注目していたわけだが、今年はまずKaby Lakeから始まったと言って間違いない一年であった。
エアツール
そんなPCの話とは別に、今年はエアツールに手を出したというのもある。
同じく1月には、エアーインパクトレンチや補助タンクまで手に入れて、タイヤ交換も劇的に楽になるという環境を手に入れた。だが、結局そのエアーインパクトレンチはまだ一度しか使用していない。理由は単純で今年の冬のタイヤ交換は業者に頼んでしまったからである。ま、業者に頼んだのにも理由はあるのだが、その為、エアーインパクトレンチの出番は2018年4月ごろまでお預けという事になる。
しかし…エアーインパクトレンチだけで済ませてしまったら、コンプレッサーの能力がとてももったいないので、今後はそれ以外の用途でも使っていくことを考えていきたい。当初からそう考えていたのだが、ここ最近はPCの事ばかりだったので、2018年はそうした動きも検討しよう。
NieR:Automataとの出会い
そして、忘れてはならないのがNieR:Automataとの出会いである。
発売されるまでは購入をどうしようか悩み続けていたのだが、結局ダウンロード版を直前で予約、購入という流れになった。私からすると、初めてのヨコオタロウワールドとの出会いだったワケだが、その独特の世界観にハマってしまった。何という刹那な世界か…。こんな世界を構築できる人は、やはりあまのじゃくでなければ無理だと思うし、しかも並のズレ方では無理だ。
まだNieR:Automataを未プレイの人はすぐにでも体験した方がいい。ドラクエのような大団円は期待できないが、それ以上に物事に意味を見出す事の深さ、潔さ、そして全てを知った後にくる虚無感を体験できる希有な時間を得ることができるだろう。
マイニングとRadeon
Ryzenが発売され、ホントは私もそれに乗っかって久々にAMD構成でメインPCを組む事を想定していたのだが、予算的な都合でとりあえずメインPCを夏まで見送った4~5月頃。マイニングブームが大きくなり、市場からRadeonのビデオカードが姿を消し始めた。Radeonでイーサリアムをマイニングするのが非常に高効率とかで、PCパーツの流通からRadeonが一斉に姿を消していくわけだが、これによって普通にビデオカードとしてRadeonを使いたい人は随分と困ったのではないかと思う。
実際、ヤフオクなどでもかなり高値で取引されているようだったし、ビデオカードとしての性能評価とは全く異なる価格帯で動いていたように思う。
この事から、RadeonはGPGPUに強いという事を証明したような形になったわけだが、その当時はまだVEGAがあんなに電力喰いGPUになるとはほとんどの人はしらない事実。VEGAがNVIDIAのGeForce GTX 1080を駆逐する姿を夢見た人も多かったのではないかと思う。…ま、私もその一人であったワケだが。
紅蓮のリベレーター
そして6月、遂にFF14の新パッチ「紅蓮のリベレーター」が発売になった。ソロプレイでちまちまやっていた私も、急ピッチでパッチ3.Xをクリアして、紅蓮のリベレーターに備えたが、結局スタートダッシュで一気にシナリオを進める事はしなかった。
理由は大きく変わったバトルシステムにある。まずこれを理解するのに手間取り、また自分のメインジョブを見失っていた事と合わせて、今後進めていく体制を考え直す必要があったからだ。
蒼天のイシュガルドがものすごい名シナリオだっただけに、今回もかなり期待していたところはあるのだが、結果から言えばシナリオの面白さだけで言えば蒼天のイシュガルドの方が良かったと今も思っている。
ただ、大きなストーリーの流れを考えれば、着地点としては妥当なラインに収まったのかな、とも思う。
新ジョブの侍と赤魔道士のウチ、私は侍はレベルキャップまで持っていったが、ジョブ的には侍は結構微妙かもしれないと思っている。ポジションとしては赤魔道士の方がテクニカルではあるものの面白い可能性は高い。
特典として付いてきたスリッパ
AMDがエンスージアスト向けに発売したRyzen Threadripper、通称スリッパが8月10日に発売となり、一部店舗では冗談のようなスリッパが特典として付いてきた。16コア32スレッドという、通常のゲームでは扱いきれないぐらいのマルチスレッド性能を持つスリッパは、Intelを大きく揺るがし、IntelもCore i9シリーズで18コア製品を投入する結果となった。
今年のPC業界は一気にマルチスレッド化が加速した一年だったと言っても、それを否定する人はいないだろうと思う。
ただ、一般の使い方で行くと、どうも20スレッドを超えた段階でプログラムが正常動作しないという事があるらしく、スリッパでは半分の8コア16スレッド動作するモードを持つという、何とも意味不明な機能が搭載されている。
…それじゃRyzen 7と同じやないか(-_-;)
iPhone Xの登場
品薄上等のiPhone Xが発表されたのが9月。今年買い換えを検討していた私からすると、どうしても検討から外せない機種であったと言えるが、その価格が最低でも11万円超という、意味不明な高額機器だったのは衝撃的であった。結果、今の段階でもまだ買い換えていないのだが、正直、今も機種変更すべきか悩んでいる。
iPhone Xの性能に不満があるわけではないのだが、登場してすぐにiPhone SEの新型の噂が出たり、何かと周辺の今後の情報が流れてしまい、今一つiPhone Xへの買い換えに悩んでしまう状況が続いてしまった。
考えて見れば、スマホに10万円以上を投下するというのは、ちょっとしたPCを購入するのと同義であり、それならガラケーとタブレットを併用した方がいいんじゃないかという考え方も出てくるわけである。
iPhone Xの価格のあまりの高さから、根本的なスマホの使い方を考えさせられた…結果から言えばそういう状態である。
Coffee Lake、発売
おそらく、Intelが1年という周期の中で2回もメインストリームのCPUを発売した年は今年が初めてなのではないだろうか?
1月に投下されたKaby Lakeに続き、ついに10月にはCoffee Lakeが発売された。
ここ10年来、Intelのメインストリームで搭載コアが増えることはなかったが、ここにきて初めてメインストリームで6コア12スレッド製品の投入という事で、各所で話題になった。私もこの性能レビューを見て、結果的にメインPCに投入するCPUをCoffee Lakeに決めたわけだが、おそらく私的には来年発売の新型Ryzen(Zen+)には10コア20スレッドの製品が登場するのではないかと予想している。
ちなみに、私がCoffee Lakeに突貫すると決めた頃、ビデオカードはRadeon RX VEGA64もしくは56のリファレンスカードにしようと決めた事はBlogではあまり語っていない。どちらかというと、社外製VEGA製品の投入を待っていたのだが、結果的に社外製VEGAは2017年末まで投入されない結果となり、この時点ではリファレンスカード以外に選択肢がなく、それならGeForce GTX 1080に突貫した方がいいのかもしれない…と思っていた。ま、結果的にはVEGA64のリファレンスに突貫したワケだが。
Kaby Lake-G
今年は何かと歴史的大事件が起きた年だったとも言える。
IntelのCPUにAMDのRadeonがMCM(正確にはMCMとは違うが…)で接続された製品が投入されると発表された。これでハイエンドノートPCがより容易に作れるようになったワケだが、Intelが事実上GPUは社外から持ってきた方が高性能になる、と判断した結果とも言える。現在もまだ正式な製品は登場していないが、4コア8スレッドのCPUにVEGAアーキテクチャのGPUが搭載されるだろうと言われている。
ま、NVIDIAのGPUを載せてきたらもっと驚いた話なのだが、それは多分あり得ない話。それを証明したのがKaby Lake-Gという存在でもある。ナニモノにも犬猿の仲というのはあるのである。
新メインPC、投入
やはり最後はこの話。
Ivy Bridge世代のPCから、一気にCoffee Lake世代のPCへと乗り換え、ビデオカードもAMD製品のメインストリーム最高性能のVEGA64を搭載するという、実に豪華仕様となったのは、今まで待ち続けたがゆえの結果というやつである。マザーボードも中堅どころより上のAsRock製品としては高めの3万円半ばのものを投入し、M.2スロットにはNVMeのSSDを搭載、CPUクーラーも簡易水冷を投入し、おそらく今まで組み上げたPCの中では一番豪華仕様になったのではないかと思う。
ただ、同時に自作PCに光学ドライブを搭載させなかったのも初めての事ではないかと思う。
高く付いたが、結果としての性能は…言うまでもなく今までの中で最高性能をマーク。全くストレスを感じないという恐ろしいものへと進化した。
ただ、ケースファンやラジエーターファンに問題を抱えるという事になり、未だその問題は未解決。近日中には対応を検討し、完全版としたいところである。
こうして見ると、2017年は何かと歴史的に大きな変革を迎えた年だったように思う。
スマホでも指紋認証から顔認証へと切り替わったし、PCではAMDがIntelの市場を喰いまくったと同時にIntelとAMDの融合が始まったし…これらを大きな変革と言わずして何というのか?
まさに激動の年だったように思う。
そんな2017年から2018年へと移り変わっていくワケだが、2018年は私は何に注力していこうか?
やはりまずはスマホを何とかしないといけないが、それと併行して今年何も変化のなかったカメラの分野にも手を広げていきたいところ。
…またしても金策に困る年になろうというのか?(-_-;)