イキナリ…でもないが、変更されたエディタに混乱。
メジャーアップデート
当BlogはWordPressで作成されている。
以前はレンタルサービスサーバの機能を使ったBlogエンジンで運用していたが、汎用性を求めてWordPressに乗り換えたのだが、私が最初に乗り換えた時もWordPressのメジャーバージョンは4.xだった。
そしてつい先頃までずっとメジャーバージョンは4.xだったのだが、遂に昨日からメジャーバージョンが5.xへと引き上げられ、大型アップデートが実施された。
マイナーバージョンアップは、基本的にバグ修正やセキュリティ強化がメインになるが、メジャーバージョンアップともなると、搭載する機能の追加や管理画面のデザイン修正、時にはそれすらも超える大幅な変更が行われる事もあり、毎日Blogを書き続けている人からすると、慣れた環境を捨てざるを得ない状況に陥る。
こうしたメジャーバージョンアップは、前情報として追加される(或いは変更される)機能等の説明が行われたりするが、そうした事前情報の中に、エディタが変更になるというものがあった。
これは由々しき事態だなぁ…と思いながらもそのままスルーしていたのだが、遂にメジャーバージョンアップが実施されてしまい、イキナリ記事を書くエディタが新しい「Gutenberg」というものに切り替わってしまった。
「Gutenberg」はその名の通り、活版印刷技術の発明者であるヨハネス・グーテンベルグがその名の由来なので、開発元も相当な力が入ったものと思われる。
Gutenberg
だが…このGutenbergに関して言うと、確かにスゴイのかもしれないが、実に使いづらいというか分かりづらいというか、私にはまだ扱えないと判断した。
というのも、今まではタイトルと本文、そして本文の中にいろんな要素を組み込んでいくスタイルだったワケだが、今回のGutenbergでは、本文は様々なブロックと呼ばれる要素の集合で構成されるようになったのである。
具体的には、段落ブロック、見出しブロック、画像ブロック、ギャラリーブロック、リストブロック、引用ブロック、音声ブロック、カバー画像ブロック、ファイルブロックといった、それぞれのブロックを並べて本文を作って行くわけである。
見た目に違うだけでやっている事は同じではないのか? と思われるかも知れないが、実の所そうでもなく、今までやっていたとおりにやろうとすればするほど、思い通りにならないという状況になる。
しかも…何故か全体的に管理系の情報が日本語化されていないというオマケ付き…。コレ、他の人はちゃんと日本語表記されているのだろうか?
もしそうだとすると、私の環境では何かが問題になっているのかもしれない。
使えなくなるプラグイン
こうした大幅なエディタ変更があった事で問題となるのが、エディタを便利に使って行くために導入したプラグインなどが使えなくなる、というものである。
動画の埋込みなども手法が変わるわけで、そうしたサポートをしていた機能は使えなくなる。
また、Blog全体のデザインイメージを定めるテーマに関しても、WordPressのシステム変更が影響してデザインが崩れたりする可能性もある。
開発元としてはより直感的な操作を目指して開発した新システムかもしれないが、それによって従来機能の大幅な変更を要求せざるを得ない状況というのが、無料ゆえの如何ともし難い悩みどころといった感じである。
クラシックエディタ
とりあえず、大幅にエディタが変わる事の弊害を開発元も理解はしていて、プラグインによる提供だがクラシックエディタが用意されている。
WordPress 5.0をインストールした直後の説明ページを下にスクロールしていくと、クラシックエディタのインストールリンクが出てくる。
おそらく、プラグインの検索でもクラシックエディタを探す事はできるので、準備もなくWordPress 5.0へアップデートした人はまずクラシックエディタをインストールして、従来の環境保持を確保した方が良いと思う。
このクラシックエディタもいつまで残っているかは微妙なところだが、正直「Gutenberg」が当たり前と判断される時が来たとき、私が対応できているか不安である。
早い段階で「Gutenberg」を使いこなせるようになれれば、そうした不安もなくなるのかもしれないが、今のところ別問題でどうも「Gutenberg」に良い印象がない。
何故か一部英語
私がなぜ「Gutenberg」に慣れる事が難しいと感じているかというと、今回WordPress 5.0をインストールした後、初めて「Gutenberg」の画面を見た際に、何故か管理部分の一部が英語表記になってしまっているからである。
いろんなサイトで「Gutenberg」の記事を見ているが、それらではほぼ全ての管理項目が日本語化されているにも拘わらず、何故か私の環境では一部が英語のままで、非常に使いづらい状況だったりする。
何が原因で一部英語になっているのかは分からない。
私がインストールしているプラグインの影響なのか、それとも日本語化ファイルが壊れてしまったのか、もし日本語化ファイルが壊れたのなら何というファイルを入れ替えればよいのか…その原因すらもわからないので、どうテコ入れしていいやら分からないのである。
コレ、解決の糸口があるのかなぁ。
というわけで、現時点では非常に分からない事だらけで、周辺で同じ事象が発生していないかを確認できるまではクラシックエディタを使い続けるしかないかな、と思っている。
定期的に「Gutenberg」の情報を当たりつつ、対応できるタイミングを見計らっていこうと思う。