もうね、コレは定めというしかない。
DXの系譜
実は今、ヤフオクで欲しいなぁと思っているものがある。
それはYAMAHAの「PLG150-DX」というプラグインボードである。これはYAMAHA製品の一種の共通規格で拡張できる拡張ボードで、末尾のDXでこれがFM音源の拡張ボードである事がわかる。
他にも「PLG100-VL」とか「PLG100-SG」とか「PLG150-AN」など、いろんなエフェクト及び音源を追加するボードが存在する。
その中でも私が欲しいのはDX、つまりFM音源の拡張ボードである。
これを私が持つMU2000に追加する事で、MU2000にDX7相当のFM音源を搭載する事ができるわけである。
FM音源と聞くと、どうしても1980年代のゲームに採用されているFM音源を思い出すが、もちろんそれもFM音源だし、間違ってはいない。ただ、DX7などは音源チップがそのまま出る音であっても6オペレータ32アルゴリズムを持たせたものだったりするので、音の鳴りが根本からして異なる。ただ、どちらもFM音源を使用した、フルデジタル音源である事に違いはない。
私は昔から、このFM音源の音が相当に好きなのか、どうしてもその後発売され続けている高音質サンプリングのPCM音源を搭載したシンセサイザーの音よりもこのデジタルシンセサイザーの音が好きである。特にDX系のエレピの音の美しさと言ったら…。
なので、その当時の音を出す事のできる「PLG150-DX」を何とか手に入れられないかなぁと考えていたりする。
今でも高いんだよ…
ところが、既に生産を終えてしまっている「PLG150-DX」は、どうしても高値で取引される傾向にある。
当時34,800円で発売されていた「PLG150-DX」だが、オークションでもこれと同価格かそれ以上での取引になったりする事がある。
もちろん、2万円台で取引される事もあるにはあるが、私のように未だに欲しいと思っている人がいて、競っていくと価格はどうしても販売時の価格に近い価格になってしまう。
だが、よくよく考えて見ると、この定価ぐらいの価格を考えると、もう少し予算を投じてやれば最新の「reface DX」というキーボードが買えてしまう。
考えようによっては、より進化した「reface DX」を購入するという手もあるのだが、MU2000を拡張させてやろうというコンセプトでいくなら「PLG150-DX」しかない。しかも同時発音数だけで言えば、「PLG150-DX」の方が2倍の16音を再生できる。さらに言うなら、MU2000には3枚の「PLG150-DX」を搭載できるのだが、全て搭載すれば48音同時再生なんて事もできる。なんて贅沢な仕様だろう…。
なので、その夢…いや、コンセプトを捨てるか、それとも踏みとどまるか、という所で、いつも迷う。
夢を追うか、実利を取るか
ただ「reface DX」は当然キーボード入力もできるので、便利と言えば便利なので、コチラを選択するという手もある。FM音源の強烈なまでに美しいエレピの音を簡単に再現するなら、やはり「reface DX」を選ぶ方がいいのかもしれない。
「reface DX」はそのキーボードのタッチも実に素晴らしいと評判で、37鍵しかないものの、そのコンパクトな仕様は今のPCを利用するスタイルにマッチしている。
なので、実際に現在の使い方として利用する事を考えれば「PLG150-DX」を選ぶよりは「reface DX」を選ぶ方が賢明なのかもしれない。
だが…うーん迷う(爆)
ま、自分の欲しいものの優先順位としては最高のものではないので、追々考えていくアイテムではあるのだが、滅多に出品されない「PLG150-DX」がヤフオクで出品されていたので、ふと所有する事を考えた次第である。
何か…私は物欲の塊だなぁ、と自分がちょっとイヤになった orz
FM音源良いですねぇ、私も大好きです。
昔の4オペでも四苦八苦してたのに、6オペなんて弄れる気がしませんがw
キーボードは嵩張るので、私ならボードを選択すると思います。
…が、未だに3万台ってのは驚きです。
スキモノがいるんですねぇw
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FM音源の煌びやかなエレピの音は、他に換えがたいものがあるので、ソフト音源で代わりに…とはなかなかならないですね。
reface DXはとても扱いやすいインターフェースになっていて、音色の操作が簡単になっているそうです。
なので、自分でイロイロとやってみるというレベルで考えると、reface DXという選択肢の方が有力になるとも言えます。
そもそも、PLG150-DXは、附属するソフトが使えない可能性が大なので、マニュアルで全て操作する必要があります。難易度的には比較しようがない差があるのですよ…。
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