PCエンジンminiの予約開始。
安くない
Amazonプライムデーが始まった。
いろいろ安くなる商品も多い中、先日収録タイトル等が発表になったPCエンジンminiの予約も、Amazonプライムデーで始まった。だが、PCエンジンminiの価格は別にプライムデーだからといって安くなっているわけではない。あくまでもこのタイミングで予約注文が開始された、というだけの話である。
話題に載せてきた、という言い方もできるが、せめて1割引とかぐらいの特典が用意されていても良かったように思う。
Amazonプライムデーでは、MacBook AirやiPadなど、値引きされた商品も多いが、よく見ると型落ち品だったりもするので、普段からあまり値引きしない製品は何かしら意味があって安くなっている、と思った方がいい。
一方、MicrosoftはSurface Pro6をタイプキーボードとSurface Penの3点セットで値引きしたりと、結構攻めた商品を出していたりもする。
自分の手の届く製品で安く買いたいという人は、本日が終わるまでに注文すると良いだろう。
私は特に大がかりな商品を購入するだけの予算がないので、とりあえず安くなっていないPCエンジンminiの予約を行った。
全部予約できる
ちょっと驚いたのは、今回のAmazonプライムデーでは、国内版のPCエンジンmini、米国版のTurboGrafx-16 mini、欧州版のPC Engine Core Grafx miniの3機種全てが予約注文できる状態だという事である。
国内版にもTurboGrafx-16 miniの24タイトルが収録されるので、海外版を買う意味というのはあまりないような気がするのだが、とりあえずモノとして購入するコトが出来るので、欲しい人は予約すると良いだろう。
私は国内版PCエンジンminiとHORIから発売されるターボパッドを予約注文した。
連射できるパッドは今の所HORIのターボパッドしかないので、この選択肢で良いという判断である。
当初、PCエンジンminiを予約するかちょっと迷ったというところはある。メガドライブミニの時より、明らかに購入に迷ったのだが、イースⅠ&II、SNATCHERの2作が収録されているだけでも意味はあるかと、結局注文した。
よくよく見ると、スーパーダライアスもグラディウスII -GOFERの野望-も収録されているし、価格分の価値はあるかな、と思い始めている。大魔界村をメガドライブ版と比較するのも面白そうである。
ときめきメモリアル
収録されているタイトルの中で、一番反応に困るのが「ときめきメモリアル」である。
この作品以降、似たような内容のタイトルが乱発されていく事になるのだが、その最初の走りのタイトルである。
最初の走りタイトルと言いながらも、実はPCエンジン作品としては末期の作品で、コナミとしては最後のPCエンジンタイトルでもある。
発売当初はとにかく販売数が少なく、何処に行っても在庫がない、という状況が続いたことも、この作品をビッグタイトルに押し上げた結果ではないかと私は見ているのだが、あの頃は本当にモノがなく、充当する為に実際は第4版まで改訂版が生産された作品だという。
このときめきメモリアルだが、PCエンジンminiにこのタイトルが収録された事で沙羅曼蛇が収録作から外されたと言うが、個人的にはどちらが良かったかと言えば、沙羅曼蛇でもよかったのかな、と思わなくもない。
ただ、沙羅曼蛇はPS4などのアーケードアーカイブスでもプレイできるので、ときめきメモリアルが収録されて正解、と感じる人は多いのかも知れない。
とにかく、本作は美少女ゲーム(恋愛ゲーム)の歴史に間違いなく爪痕を残した作品で、その後のゲーム界を、ある意味「狂わせた」作品だと私は思っている。
…いや、ホントに狂ってたんだよ、受け入れる側が(爆)
CD-ROMタイトル
このPCエンジンminiには、CD-ROMタイトルが収録されている。
今の時代ではCD-ROMの収録データ容量など小さなものだが、当時としてはとてつもなく巨大なデータ容量を持つ媒体だったわけで、そのゲームが複数収録されているPCエンジンminiは、今までのレトロゲームリバイバルとしては異例なまでの大容量コンテンツといえる。
この勢いに乗じて、メガドライブミニ2としてメガCDタイトルを収録したレトロゲーム機が発売されないか、ちょっと期待している私がいる。
メガドライブのメガCDタイトルにも名作は多く、今の処理性能ならエミュレーションでも再現させるのにコストが係りすぎる事はないだろうから、何とか実現してくれないかな、と思ったりする。
巷ではセガサターンの復刻とかも言われているが、セガサターンを復刻させるにはSH-2という日立の32bit RISCプロセッサをエミュレーションさせる必要がある為、結構ハードルが高いように思われる。
ただ、ドリームキャストはこのSH-2の後継CPUであるSH-4で動作していたので、ある意味SH系の処理をエミュレートできる仕組みを準備すれば、ドリームキャストまでの道が見えてくる…なんて事はないだろうか?(あくまでも希望的観測)
このPCエンジンminiやメガドライブミニを見ればわかるが、レトロゲームリバイバルが今の私の旬だったりする。
ファミコンミニやスーファミミニは手を出さなかったのに、今頃…と自分でも思うこともあるが、メガドライブミニなどには収録タイトルに拘りが感じられるので、明らかにファミコンミニやスーファミミニとは違うベクトルを感じている。
この先、メガCDタイトルを収録した製品が出てきてくれることを祈りたい。