解像度は同じだが、買替えたい一品。
JN-VC34102UWQHDR
JAPANNEXTから、UWQHD(3,440×1,440ドット)解像度の34型曲面液晶モニター「JN-VC34102UWQHDR」が発表された。
価格は69,970円(税込)で、9月6日までは発売記念として58,970円(税込)で提供される。
本機の特徴は、リフレッシュレート100Hz表示に対応するVAパネルを採用している事で、AMDのFreeSync機能を搭載している。
パネルはHDRに対応し、sRGB99%のカラー再現を実現する。また3つのゲームモードを備え、暗いシーンにおける画面の明るさを変更、キャラクターの見やすさなどを改善する事ができる。
他、パネルは輝度250cd/平方m、コントラスト比3,000:1、アスペクト比21:9、応答速度6ms、視野角上下左右178度というスペックを非光沢VAという仕様で実現する。
その他、PIP、PBPにも対応し、複数入力の映像を画面内に共存させる事ができる。
インターフェースはDisplayPort×1、HDMI2.0×1、HDMI1.4×2と4系統を持つ。
私がもつDELLのU3415Wより圧倒的なリフレッシュレート性能と色彩性能を持つが、製品ページには「HDRに対応」としか書かれておらず、これがHDR10に対応しているのか、それともDisplay HDR 400に対応したものなのか等、詳細はわからない。
JAPANNEXT製品ページ
http://japannext.net/?page_id=7049
もうちょっと…
最近、横幅の広いモニタがいろいろ発売されるようになってきたが、それでも解像度は依然として3,440×1,440ドットどまりのものが多く、またさらに横長の32:9という5,120×1,440ドットの製品も出てきているが、縦幅1,440ドットを超える製品はあまり登場していない。
表示能力として縦幅1,440ドットもあれば十分という言い方もできるが、使っていると残念な事にさらに表示ドット数が多ければ…と思う事がある。
贅沢な悩みと思うかも知れないが、人は慣れる生き物なので、どうしてもそう感じる時があるのである。
それなら一層の事4Kに行けばいいのに…と思うかもしれないが、4Kだと縦幅が大きすぎて没入感は残念ながら逆に落ちてしまう。
コレ、人間の目が横に並んでいるのでどうしてもそうなってしまうそうである。没入感は横長の方が高まる傾向にあるので、縦も横も広くなればいい、という単純な話ではないのである。
そうなると、やはり理想の解像度は3,840×1,600ドットという21:9のパネルになるわけで、この解像度の製品としてFreeSync対応&HDR10対応という製品が登場スルのが望ましい。
今の所、LGから私の希望どおりの該当製品は発売されているが、リフレッシュレート75Hz止まりなのと、インターフェースのバージョンがちょっと古いのが問題なので、3,840×1,600ドット表示の38インチ21:9パネルを搭載したリフレッシュレート144HzでFreeSync対応、Display HDR 600ぐらいに対応した製品が登場してくれないかな、と無茶ぶりを考えてみたりしている。
…このスペックは高望みするのだろうか?
フルHDで十分、という人もいるかもしれないが、一度広いデスクトップをもつPCを経験するとわかると思う。
やはり広さは正義である。
ポイントは「細かさ」ではなく「広さ」というところ。
ただ、「JN-VC34102UWQHDR」は少なくとも私のような変わり種でない人であれば十分満足できる液晶モニタである。今なら安く買えるので、気になる人はチェックしてみてはどうだろう?