あくまでも私個人がそう感じたお話。
MacBook Pro 2020
私自身、MacBook Pro 13インチの2020年版を購入しようと考えて、そして不具合が見つかった事で今だ購入に二の足を踏んでいるので、このような事を考えるのだが、MacRumorsが伝えるApple Silicon搭載Macの噂を見ていると、不具合の答えとして、その噂が出ているように思えてならない。
その噂とは、Apple Silicon搭載Macの最初の移行が13.3インチMacBook Proで、その登場時期が2020年第4四半期だというもの。
つまり、現行の2020年版には早々に見切りを付けて、新しいMacBook Pro 13インチへと移行してしまおうとする動きがこの噂から感じられるのである。
MacRumorsに掲載された噂の出所は、著名アナリストのミンチー・クオ氏の情報によるものだが、それによると、以下のようなApple Silicon搭載Macへの移行となる。
・13インチMacBook Pro:2020年第4四半期(10月〜12月)
・MacBook Air:2020年第4四半期〜2021年第1四半期(1月〜3月)
・14インチ&16インチMacBook Pro:2021年第2四半期後半〜第3四半期(7月〜9月)
つまり、年末には現行のMacBook Proの13インチ版はApple Siliconを搭載して刷新し、その半年後には14インチ化したモデルが登場する、という事である。しかも、この噂にはまだ続きがあり、14インチ&16インチのMacBook Proは、デザインが全く新しく更新されたものが採用されるらしい。
つまり、年末に登場するとされる13インチMacBook Proは、デザインそのままにして、中身をApple Silicon化して登場する、という事である。
この流れ、私にはどう考えても今の13インチMacBook Pro 2020年版(Intelコア搭載)は、早々に見切りを付けて入れ替える、というように見えるのである。今の13インチMacBook Pro 2020年版が登場したのは2020年5月4日なので、この噂が真実なら半年経つか経たないかで新型が登場する事になるワケで、私がそう考える根拠はまさにこの販売期間の短さによるものである。
24インチiMac
また、この話と似た時期に24インチiMacの登場が今年9月ごろになるという噂が出ている。
こちらはIntelコアを搭載したモデルと言われており、デザインの刷新が行われるという話らしい。何でも、iPad ProテイストなデザインでPro Display XDR風のベゼルを搭載したものになるようで、それを示唆するアイコンがiOS14から見つかっているのだとか。
前述のミンチー・クオ氏の話では、今年第4四半期に24インチiMacが登場するとしていて、こちらがApple Silicon搭載Macの初号機になるのか、それともIntelコアとなるのかは言及していないらしい。
どちらにしても、秋から年末にかけて、Macの新製品がある程度まとまって登場する可能性があり、それぞれにIntelコア搭載なのか、それともApple Silicon搭載なのかでバラツキがあるらしい。
Appleとしては、選択肢は沢山持っておきたいところもあるだろうし、かといって性能の低いものは出したくないだろうから、用途に合わせてコアを切り替えていく、という戦略を採るのかも知れない。
となると、Apple Silicon搭載機は、ノート型が有力かもしれない…とは私の予測である。
黒歴史
ともあれ、いろいろな新製品の噂が出ているというのは、火のないところに煙は立たないワケで、その可能性が何かしらから予測されている、という事である。
少なくとも、Apple Silicon搭載機はどの機種であれ、秋にはその姿が見えてくる可能性が高い。
それがMacBook Pro 13インチだったとしたら、まさしく5月4日に発売されたMacBook Pro 13インチは黒歴史となる可能性がある。
個人的には、年末に登場するMacBook Pro 13インチが、Apple Silicon搭載機だとしたならば、気になるのはそのデザインとThunderbolt3への対応である。
私は今のMacBook Pro 13インチのデザインは、ある程度完成されたもの、と思っていて、左右にThunderbolt3が2個ずつ搭載されているものは、機能としても最適なスタイルだと思っている。
Thunderbolt3コネクタだけでは接続性が悪い、という人もいるかもしれないが、MacBook Proの筐体の厚みでは、Thunderbolt3のコネクタ形状が最適だろうし、それらが4つあれば、充電にしても他デバイスへの接続にしても、丁度良いバランスで使えると思っている。
なので、もし現行機種を黒歴史にするのならそれはそれでやむを得ないと考え、今のデザインでApple Silicon搭載機を出してくれればそれで良いと考えている。
黒歴史Macは、何も今に始まった事ではない。
私がかつて使用していたPowerMac 9500も、ある意味黒歴史の機種だったと思っている。
搭載していたCPUはPowerPC 604で、その後発展を遂げたPowerPC 603とは異なる系統のCPUだった。
604はその後に620という上位CPUへの発展が考えられていたCPUだが、クロックを上げる事が難しい、コストがかかるという理由から、よりクロック向上が容易な603がその後発展し、603eへと進化した。かつて「ポリタンクMac」と呼ばれたG3 Macは、この603eが発展した750を搭載していたたモデルである。
この603eは、バンダイが発売したピピンアットマークというコンシューマ機に採用されたCPUなのだが…結果的には世界で最もうれなかったゲーム機と呼ばれる黒歴史になっている。
話が逸れたが、Appleにおける黒歴史は今までも何度もある事なので、今年前半のMacBook Pro 13インチが黒歴史的機種になったとしても、私は驚かないし、もしその機種に当たってしまったなら、今の性能を活かす使い方をするか、新機種が出たら早々に乗り換える事を考えるのが良いだろう。
とりあえず、本日ここに記載した事は、あくまでも噂を私の解釈で記載しているだけのものである。
実際には違う結果になるかもしれないし、当たるかもしれない。
個人的には当たって欲しい側面もありつつ、ハズれて欲しい側面もあるので、とりあえず年末までは悩ましい時期を過ごす事になるかもしれない。