今更ながらメタルギアソリッドVシリーズに手を出した。
PS5の発売後に
私はメタルギアソリッドシリーズをPSの頃からプレイしているが、実はまだメタルギアソリッドV(以下MSGV)シリーズは未プレイだった。PS4を購入した直後くらいにソフトは購入していたが、その後プレイする事なく、ずっと放置していた。
その理由は当時FF14をプレイ中だったという事もあったし、他にもいろいろとプレイするソフトがあったので、後回しにしていた…といえば聞こえはいいが、実はあまにも操作が複雑になりすぎていて、前哨戦のGround Zeroesをプレイした際、その難しさから、プレイから手を引いていた、という状況だった。
その後、全くプレイせずに6年も経過させてしまったのだが、つい先日、MGSV Phantom PainをYouTubeで実況放送していたYouTuberがいて、そのプレイを見た後、私もやはりプレイしようという気になって、再度プレイを開始する事にした、というワケである。
ホントは既に購入してしまった後のPS4版をプレイするつもりだったのだが、もっとグラフィックが進化したPC版がSteamのウィンターセールでGround Zeroes込みで1,094円で購入できる状態だったので、改めてSteam版を購入、そちらでプレイを始める事にした。
今更の話でもあり、もう時間も経過したタイトルなので、ネタバレしたところで大きな意味はないだろうが、とりあえず前哨戦のGround Zeroesをブレイしない事には、そのストーリーが理解できないので、そこから始める事にした。
難しい…がおもしろい
MGSVは、ある意味制作メーカーとしてのコナミから拒絶された作品ではなかったか、と今更ながら思う事がある。
というのも、発売した2014年3月から1年後の2014年3月には、制作していた小島プロダクションがコナミ内から消滅するという、異例の扱いを受けている。その後、小島監督含めた第8製作部として再編されたものの、同社内でインターネット環境から切り離された状態だったようで、その立ち位置としては不明なところが多い。
これだけの作品を作っていた製作部に対しての扱いとしては、実に不当な扱いのように思えるが、コナミという会社が大きく転身していく中での出来事なので、何か特殊な事情があったのだろう。
だが、私はコナミの主要役員にこそ、MGSVをプレイしてみろ、と言いたい気分である。
というのも、この難しい操作を乗り越えた先にあるものは、とても面白いストーリーであったからだ。
話の時系列としては、PSP版ピースウォーカーの後に繋がる話なのだが、一連のメタルギアシリーズのストーリーの中にバッチリ組み込まれており、納得のいく出来映えなのである。
Ground Zeroesでは、主人公たるビッグボスが重傷を負ったところで終了となり、Phantom Painでは病院から始まるというストーリー展開となる。
ハッキリ言って…この病院内の表現は今までのメタルギアソリッドシリーズに比べて圧倒的な表現力を持つ時代になった事で、結構グロい感じ。ま、これはGround Zeroesでも同じだったが。
なので、そのグロい病院を抜け出すまでは、本当にメタルギアソリッドシリーズの作品なのか? ホントはバイオハザードなんじゃないか?とすら思ってしまう感じもある。
とりあえず、そんな思いをしながら、Ground Zeroesをクリア、Phantom Painに入り、次なるマザーベースにたどり着くところまではプレイした。
ここからがやり込み要素
MGSV The Phantom Pain(以下MGSV TPPと略)は、基本的には2010年に発売されたピースウォーカーなどと似たようなシステム構成を執っている。
メインシナリオはちゃんと用意されてはいるものの、サイドオプスなどをクリアしながら、軍資金や資材、人材を集め、自らのプラントを拡大させていき、装備品などを開発、発展させていく内容になっている。
それ故、結構なやり込み要素が多いので、過去、このやり込みを続けていた人もかなり多いのではないかと思う。私は6年越しにそのやり込みを今目の当たりにしていて、これからどのように発展させていくかを思案しているところである。
ピースウォーカーの頃よりも、細かい部分で進化していて、結構細かいところからマザーベース拡大を考えて行かねば成らない。マザーベースそのものの拡大はもちろんの事、装備品のカスタマイズなども出来る様になっていて、やるべき事がホントに数多くある。
何をするにしても、軍資金と人材集めがカギになるわけだが、それだけに何度も何度も繰り返しミッションをクリアしていくしかない。この辺り、ピースウォーカーを思い出させる部分である。
ただ、今の私にピースウォーカーをプレイしていた頃のような時間が採れるのか? という疑問は残る。がむしゃらにゲームをプレイできる時間が許されれば結構なやり込みになるのだが、今はFF14もブレイしているし他にもやるべき事もあったりするので、何かが時間的犠牲になる事は避けられない。
さて、どうしたものか?
PS5が発売された後に、初期のPS4タイトルの名作のプレイを開始するというのも、何となく変な感じである。
ただ、メタルギアソリッドシリーズの新作は小島監督がコナミを退社してしまった以上、今後出てくる事はまず可能性として薄いので、小島監督のメタルギアソリッドシリーズの集大成を何とか今のウチに体験しておきたいと思う。