最近流行りのモバイルディスプレイを考える。
フルHDをモバイルに
最近、ノートPCの液晶はサイズに限らずほとんどがフルHD以上の解像度となってきた。これはスマホの液晶の解像度が高いのを考えれば至極真っ当な方向性とも言えるが、同時にそれは液晶単価の上昇が以前より抑えられてきている、という事でもある。
そうなってくると、液晶単体の価格が下がったことで注目される製品群が2つある。
1つはタブレット端末だが、これは何故かAndroidタブレットの総数が減ってきているという感触があり、逆にiPadの存在ばかりが大きく感じるようになってきたように思える。コレって私だけだろうか?
そしてもう1つがモバイル液晶である。
ノートPCなど、画面を必要とするデバイスに繫いで利用する外部モニターで、ノートPCで利用する時にはセカンドディスプレイとして機能し、Nintendo Switchなどで利用すれば、大きな画面でモバイル活用できるというものである。スマホと繫いでスマホ画面を大きく表示するという使い方もよくあるケースと言える。
そうしたモバイル液晶の解像度も、ほぼフルHDが標準と言え、ノートPCにフルHDサイズの拡張画面をどこにいても利用出来るという環境が今は簡単に手に入る時代となった。
もちろん、そこで利用する電力はモバイルバッテリー等を用意する必要はあるのだが、バッテリー運用でどうにか出来てしまうという事そのものが、時代の変化だと私は思っている。
そんなモバイル液晶、価格が高いのかというと、実はそうでもなく、サイズや表示色域等によってバラバラではあるものの、概ね1~3万円半ばといったところか。タッチ機能があればもう少し高めになるかもしれない。
普通の液晶モニタが安くなっている事を考えれば、それよりもちょっと高めという感じかもしれない。
これだけの価格でセカンドディスプレイが買えるとなれば、自宅で固定の液晶モニタを利用するよりはこの手のものを利用して外でも使えるという使い方をするのもアリかもしれない。
特別価格で
そんなモバイル液晶だが、CIOというメーカーが発売している「CIO-MBMN1080P」という製品が、Amazonでセール販売を実施する。
期間は1月21日23時59分までで、通常21,780円(税込)のところ、18,000円(税込)となる。
購入する際、クーポンコード「MONITORCIO」を利用する事で可能になるのだが、このセール、実は昨年9月半ばにもやっていた。その時の割引価格は18,513円(税込)だったので、今回はそれよりも513円安いセールになる。
「CIO-MBMN1080P」は、USB Type-Cによる接続が可能なモデルで、MacBookなどUSB Type-Cを持つノートPC(Display Alt Mode対応が必須)とであればケーブル1本で接続表示が可能になる。他にも当然だがHDMI接続が可能で、本体はmini HDMI端子があるので、変換ケーブルで接続する事になる。
パネルはHDR対応としているが、どこまでのHDR対応かはわからない。例えばPS4などを接続した時に、モニタをHDR対応と認識するかは不明である。
ただ、IPS液晶なので視野角も広く、見た目にとても美しく見えるのは間違いない。これでフルHD、60Hz表示なら、使用時に問題となる事はまずないだろう。
また、専用カバーがついており、この専用カバーが使用時にはスタンドになる。スタンドは2段階の角度調整ができるタイプで、好みの角度を選ぶ事もできる。
これを18,000円で購入できるとなれば、そう悪い価格ではないと思う。
もっとも、もっと広色域パネルのものが欲しいとか、4K対応が欲しいとかになれば、また話は変わるので、自分が必要と思うスペックで製品を検討し、その選択肢の1つとして「CIO-MBMN1080P」を考えれば良いのではないだろうか?
本命のモニタ
というわけで、モバイル液晶もいろいろな製品が出てきている時代となったが、デスクトップ固定の私の本命ディスプレイはまだ登場はしていない。
先日のBlogにも書いたが、普及しきっていないPS5などの影響もあって、今年はほぼ間違いなく液晶モニタのグレードが1つ上に行く時期だと私は見ている。
おそらく4K120Hzが1つのカギになり、それにHDRが加わる製品が登場するとみている。ただ、このHDRという表現にはいろんな解釈があって、HDR10対応なのか、DisplayHDR対応なのかがよくわからない。これを製品として統一した理解しやすい表現にしてもらいたいと思っているのは私だけではないはずだ。
VESA規格でいえば、DisplayHDRは400~1000(もっと上もあったか?)と、数値でその色域を表現する事になるが、これとHDR10もしくはHDR10+の違いがハッキリしない。
業界が異なるところから出ている規格だという事もあって統一が難しいのは理解するが、消費者側からすると迷惑極まりないわかりづらさである。
テレビやモニタに入力するデータがデジタルになった時から、テレビにもPCが接続できるようになったわけで、今や利用シーンは明確に分ける事ができなくなりつつある。いつまで業界云々の話をしているのか、そのあたり、何とかしてもらいたいところである。
というわけで、話は逸れたが、モバイル液晶(モニタ)を考えている人は、セールにも目を向けてはどうだろうか?
Amazon.co.jp CIO-MBMN1080P販売ページ
https://j.mp/3iiAljO (現在はリンク切れ)