先日Amazon.co.jpで割引クーポンが出ていたので購入したというモバイルモニタだが…どうも不良品らしい。
信号無し
IVVブランドの15.6インチ4Kモバイルモニタが本日届いた。
中2日での到着なので、別段早くもなく遅くもない商品到着だが、今私がDEATH STRANDINGをプレイしているという事から、配達人は大変だな、と思ったのはココだけの話。
早速到着した商品を開梱、一緒に購入した15.6インチ液晶保護パネル(硬めのものを購入したのであえてシートとは言わない)をホコリなく取り付けるには、一番最初に風呂場で貼り付けた方が良い、という判断から、動作チェックもしないまま、保護パネルの装着を実施、無事、気泡もなく貼り付ける事に成功した。
この保護パネルの取り付けに満足したので、意気揚々とMacBook Proを持ってきて、USB Type-Cによる接続を開始したのだが、早速ここで躓く事に。
MacBook ProのThunderbolt3端子は、対応機器ならケーブル1本で電力と映像信号を送ることが可能なので、理論上はその1本のケーブルだけでモバイルモニタも利用できる。
で、1本だけ繫いでテストしてみたところ、モバイルモニタ側は「信号無し」との表記が出て、そのまま待機状態になった。
不思議に思ったが、ひょっとして電力不足なのかもしれない、と思い、今度はMacBook Proのもう1つのThunderbolt3端子を追加して、合計2本のUSB Type-Cケーブルでモバイルモニタと接続した。これで電力用と映像信号用の2本が繋がった事になるので、普通ならこれで映像が映るハズなのだが、これでも「信号無し」の表示。
MacBook Proからの電力ではダメなのか? と思い、今度はモバイルモニタ側に繫ぐ1本をコンセントから電源を供給するものにしてテスト、つまり1本はMacBook Proから、もう1本は電源コンセントから繫いでテストしたのだが、これでも「信号無し」との表記。
…コレ、どうなってんの?
念の為のHDMI接続
Thunderbolt3からでは映像信号が受取られていないようなので、念の為HDMI端子で接続してみた。
MacBook Proには外部用のHDMI端子は存在しないので、私が持っているThunderbolt3を変換するハブを経由してHDMI接続してみた。
電源は引き続いてコンセントから直接供給という形なので、安定電力でのHDMI接続。これで映らなかったら完全に不良品だと言えるが、今度は無事に映像が映った。
しかし、その後何度もテストしたが、結局Thunderbolt3による映像信号は一切受け付けなかった。
とりあえずこの時点で不良品である事は間違いないのはわかっていたが、念の為にモバイルモニタそのものの設定で何とかなるかもしれないと思い、OSD設定を触って見る事にした。
明るさのコントロールや信号のコントロールなどいろいろ設定できるようだが、入力信号のところにType-C 1とType-C 2という設定がある事に気づいた。で、これをそれぞれ切替えてみるが、どの設定でも信号を拾う事はなく、最終的に自動設定が立ち上がってHDMI接続に戻ってしまった。
また、このOSD設定を触っていて気づいたのだが、設定項目がそれなりにあるので、設定は数ページの項目があるのだが、1ページ目の明るさやコントラストのコントロールのページにだけ、アクセスできない事が判明した。
何度もメニューに入るボタンを押すのだが、どうしても項目変更のところにカーソルが移動しない。押し方に問題があるのかと思って長押ししたり、逆に短時間押しにしてみたりしたが、残念ながらOSD設定を変更できるようにはならなかった。
結局、USB Type-Cによる映像は受け付けない、OSD設定の1ページ目の変更はできない、という2つの不具合を発見した。
というわけで返品へ
Amazon.co.jpでは、適正な理由があれば1ヶ月以内だと返品できるのだが、何故か不良品などの対応に関して、メーカーに問い合わせるという事がストレートにできない時がある。
メーカーによっては、連絡した直後に状況の説明を求める連絡が来たりするのだが、今回の販売店ではいきなり返金の手続きが始まってしまった。
…ま、実際に品物を送り返さないと状況確認はできないので、そのまま返品処理してしまった方が後が楽、という事なのかもしれない。
Amazon.co.jpからQRコードの連絡が来たので、このメールをスマホで受け取り、そのまま梱包したものをクロネコヤマトの配送所へ持っていって、ネコピットでQRコードを読み込ませ、そのまま配送手続きすれば返品の完了、という事らしい。
…おそろしく簡単だな(-_-;)
というわけで、残念ながら今回のモバイルモニタは返品という結末になった。
正直、私は返品はしたくない。理由は、私からすると2,166円の損失だからだ。そう、最初に貼った液晶保護パネルは、剥がすわけにもいかないので、結局貼ったまま返品という事になる。だからその保護パネルの分、私は損失が出るのである。
ま、今回は2,166円は勉強代とする事にした。
15.6インチの液晶パネルで4K表示するとどうなるのか? という事も知ることができたし、安易に4Kパネルを選択すると、電力不足でケーブル1本での接続はできないという事も知った。そういう意味では勉強代という事になるだろう。
実の所、もし不良品でなくまともに使えたとしても、MacBook Proで使用したかは結構微妙である。ただ、その時にはPS4を接続して4Kでゲームをプレイするという使い方もできたので、利用方法に困ることはない。
ただ、残念な事に使えない機能や接続方法を見つけてしまったので、結局は不良品。そこはシビアに対応せざるを得ない。
というわけで、今回は失敗に終わった。
もし次にモバイルモニタを考えるとしたら、2K(2,560×1,440)、もしくは1080p解像度での購入になるだろう。但し、その場合でもHDR対応は必須である。
というわけで、そうした満足のできる製品をまた探す事にしようと思う。