昨日予約が始まったBuffalo製nasneだが、もう次回入荷未定に。
待ち望まれていた
先日当Blogでも記事にしたが、Buffalo製nasneが3月25日よりAmazon.co.jpにて予約開始となった。
私も欲しいなぁ…と思っていたのだが、今日の段階で既に次回入荷未定という、受付終了状態だった事で、自分的には衝撃的。
やはり私以外にもnasneの再登場を望んでいた人が相当数いた、という事である。
公式では、順次製品は出荷していくので入荷を待って欲しいという話のようだが、もともと限定商品ではないので、待てば購入は確実にできる。初回に買い逃した人は地道に待つしかない。
今回発売されたBuffalo製nasneは、当然だが中身も一新されている。
ただ、デザイン的にほとんど同じである事、使用するソフトウェアが同じである事から、変わり映えのない製品に見える。
だが、確実に進化しているのは間違いない。
まず、使用するB-CASカードはフルサイズのものから小型のmini B-CASカードに変更されたので、nasneの裏側のB-CASカードスロットが小さく変更されている。また、冷却ファンを搭載した事から側面後方に排気口が追加されている。それと微妙な違いだがLANポートとUSBポート(増設HDD追加用)の位置が逆になっているのと、電源ポートの色が黄色から黒に変わっているところも変化点と言える。
ハードウェア的な違いといえばこの程度。だが、本当の進化は中身にある。
さすが新型
中身に関しても、前述したように使用するソフトウェアが同じなので使い勝手は全く同じのようだ。
だが、まず最初に固体で認識するHDD容量が最大8TBになったのが大きい。
以前のnasneは内蔵1TB、外付け1TBの計2TBまでしか認識しなかった。だが、今回の新型は内蔵2TB、外付け6TBで計8TBまで認識するようになった。これは大きい。
nasneは単体で3,000件の録画ファイルを扱えるが、以前の容量ではこの3,000件に届かない可能性があった。特に長時間録画の番組を多数保存していた時などは、容量不足で悩んだ人もいたのではないかと思う。
だが、今回は8TBまでの容量があるので、相当余裕があるはずだ。逆に3,000件という制約の方が先に来るのではないかと思う。…もっとも、3,000件を録画し管理している人もスゴイとは思うが。
それと、iOS/iPad OS版の「torne mobile」アプリからの再生画質向上という進化点もある。
これは従来iOS/iPad OS版の「torne mobile」アプリではSD画質(480p)での再生しかできなかったものが、Buffalo製nasneではHD画質(720p)に変更されている、というもの。iPhoneやiPadで手軽に録画番組を観ていた人からすると、大進化ではないかと思う。
ちなみに操作性は以前のものと全く変わらない。もしかすると以前よりも画面切替えなどは早くなっているかも知れない。
とにかくサクサク動くのがnasneの最大の武器である。
唯一の欠点
私がnasneで唯一の欠点と思っている点については改善されなかった。
というか、おそらくそれが出来てしまうとコンセプトからハズレるのかも知れない。
それは何かというと、nasne単体では録画しながら別のチャンネル視聴ができない、というものである。
録画しながら別チャンネルを視聴するとなると、チューナーが2基必要になるので、1基しかチューナーを内蔵していないnasneでは本来無理なのである。
ではnasneではどうするのか?
それは2台目のnasneを増設する事で解決する。
言い方を変えると、2台のnasneを連結すると「同時間帯の2番組の録画を同時にできる」か「同時間帯の1番組を録画しながらもう1番組を視聴できる」が可能になる、という事である。
しかも操作アプリ「torne」の上からでは、どちらのnasneも同時にコントロール可能で、操作そのものはシームレスにできる。一応、どちらのnasneで録画するかとかも選べるが、torne側で優先順位を判断して保存してくれる。
ちなみにnasneは最大4台まで連結可能なので、4番組で同じ事が可能になる。
また、連結するともう少し便利になり、通常単体のnasneではリアルタイム視聴は1台のデバイスでしかできないが、録画した番組は2台のデバイスで可能になるところ、2台のnasneだとリアルタイム視聴は2台、録画番組は4台のデバイスで可能になる。
連結すると、私が欠点といっているところも解消されるので、欠点と言い切れないかもしれないが、単体で録画しながら別番組を観ることができないので、投資額を増やす必要がある、というのが欠点という事になろうか。
ただ、この操作性と利便性との差し引きで考えると…今のnasneでも十分及第点と言えるのかも知れない。
何はともあれ、nasneは正常進化している。
その利便性は変わらず、より使える機器になっているので、レコーダーとしては非常に便利な機器となっている。
私もできれば2台欲しいが…さて、いつ頃買えるかな?