Creative Cloudアプリケーションの不具合による再インストール問題。
インストールできず
昨日記事として書いたとおり、Adobe Creative Cloudがエラーを起こして、PhotoshopやLightroomが使えなくなり、対策としてAdobe Creative Cloudを一度アンインストールして、再インストールという手順を踏んだのだが、その再インストールが途中で止まるという状況に対し、昨日判明した「OOBEフォルダ」を削除する、という手段を執ってみて試してみたのだが、それでも再インストールそのものが50.5%に到達すると止まってしまう現象は変わらず、結局インストールそのものが出来ない状態のままである。
アンインストーラープログラムやクリーナープログラムを使用して、前述のOOBEフォルダの対策を取っても出来ないとなると、現時点では手の施しようもない状況と言える。
こうなると、根本から考え方を変えるしかないわけで、正直あまり選択したくない手段を執らざるを得ない状況といえるかもしれない。
全アンインストール
その執りなくない手段というのが、Adobe製品の全アンインストールという手段である。
Adobe製品としてもっとも使用頻度が高いものと言えば、Adobe Acrobat Reader(Adobe Reader)ではないかと思う。
Adobeに関する製品の問題となると、こうした本来不具合が出ていない他製品も含めて、その対策に組み込む事になる。
何故なら、Adobe関連のフォルダの中に、確実にそれらのソフトウェアが纏められているからだ。
ただ、今回のAdobe Creative Cloudの問題は、既にそうしたAdobeフォルダ全てに関して対策を執らないといけないレベルに来ているので、この際思い切って、全アンインストールをする事にした。
とりあえずWindowsの設定からAdobe関連のソフトウェアを全てアンインストールし、次に「Adobe」と書かれたフォルダの全てを削除する事にした。
この「Adobe」と書かれたフォルダは、通常では見えない隠されたフォルダの中にもあるので、全てとなると結構厄介なほど数が多い。
具体的には以下のリンクが参考になるかもしれない。
Adobe サポート
https://helpx.adobe.com/jp/creative-cloud/kb/cq08202314.html
上記リンクでは、Windows8.xおよびWindows10が対象だが、32bit版、64bit版共に説明されている。
ここまでやらねばならないのか…と思いながら、クリーナープログラムを実行した後に全てのフォルダの削除を実行した。
途中、稼働しているプログラムがあって削除できない、という警告が出るので、再起動する。おそらく、アップデートを自動で検出するプログラムなどがバックグラウンドで動いていたりするので、そういったプログラムが削除を邪魔しているものと思われる。
そうして数回再起動を繰り返しながら全ての「Adobe」フォルダを削除した。
これで再インストールできなかったら、もう手の施しようがないとも言えるが…。
すべてをゼロから
というわけで、Adobe製品の考えられる全てのプログラムを削除し、ゼロの状態から再びAdobe Creative Cloudをインストールしてみた。
すると、インストールされる速度そのものが、明らかに以前より速く、Adobe Creative Cloudのインストールは完了した。
その後、Adobe Acrobat Reader DCをインストールし、続いてAdobe Creative CloudからPhotoshopをインストールしてみたが、こちらも程なく無事にインストールが完了した。
結局、今回の問題では、Adobe Creative Cloudからエラーが出た段階で、全てのAdobeソフトウェアをアンインストールし、アンインストールでは消えなかったAdobeのファイルを全削除し、もう一度ゼロから全てをインストールしなおし、という対応しか方法がなかった、という事である。
全ての元凶はAdobe Creative Cloudにあるはずなのだが、コイツのおかげで全てをやり直さないとダメだという状況は、褒められたものではない。
Adobeほどのメーカーが、なぜこのような問題を放置するのか…。対策しようがない状況という事なのだろうか?
Adobe製品を使う人
とりあえず、Windows環境下でAdobe製品を使い続ける必要のある人は、どこかでこの問題が発生する可能性を持ち、発生すれば都度全ての環境を構築しなおす必要があるという事である。
このような爆弾を抱えてもAdobe製品を使わないといけないのか? となると、そうだと答えるしかないのが現状で、なんとも残念な話ではないかと改めて思う。
用途的に、Photoshopの代わりになるアプリケーションがないわけでもないので、アドビ製品にどこかで見切りを付けるというのもアリなのかもしれないが、慣れの問題や他との連携などを考えると、その便利さはどうしても優先順位の高いモノになる。
そこがAdobeの強いところでもあり、避けて通れない部分でもあるので、このような問題があっても、使い続ける事になるのだと改めて思った。
それだけに、Adobeにはこの問題が起きる真の原因を追究し、Adobe Creative Cloudをもっと安定したソフトウェアにして欲しいと思う。
そう考えている人は、おそらく世界中に沢山いると思う。