Steamでオープンワールドを扱ったゲームのセールが開催中。
自由度の高さが魅力
Steamで、オープンワールドを扱っているPCゲームのセールが始まっている。期間は昨日から5月31日のAM10:00まで。
対象がオープンワールドを扱っているものに限定されているので、自ずと大きなタイトルばかりになるのだが、私が今絶賛プレイ中の「DEATH STRANDING」も対象として含まれている。
近年話題となった「サイバーパンク2077」も20%オフの7,022円(税込)で提供され、海賊としての生活がゲームになった「Sea of Thieves」も50%オフの2,100円(税込)で提供されている。各タイトルで割引率がいろいろ異なるが、概ね70~20%といった割引率のようである。
他にも「Monster Hunter: World」が34%オフの2,010円、「テラリア」が50%オフの490円、「ドラゴンズドグマ」が70%オフの1,218円と、かなり格安のものもある。
ただ、基本的にオープンワールド作品が対象なので、必然的に洋物ゲームが主体となるので、そこは注意である。
Steam オープンワールドセール
https://store.steampowered.com/sale/open_world
DEATH STRANDING
GWのセールで購入した「DEATH STRANDING」だが、現在ま少しずつプレイを進めている。
おそらく物語は中盤にさしかかってきたところまで進んだと思うが、プレイを進めてきてわかってきた事もある。
それは配送ルートとして国道が作られると途端に配送が簡単になり、難易度がぐっと下がるという事である。
「DEATH STRANDING」は、死者であるBTと戦いながら、世界が陥ってしまった謎を解き明かしながら世界を繫ぐという配送行為を繰り返すゲームだが、その根幹となる配送の難易度が高いと、このゲームは一気に難しくなる。だが、ここが簡易化するとゲーム難易度は途端に下がる。当たり前といえば当たり前な事なのだが、舗装された道路ができれば輸送そのものが楽になるので、トラブルも少ない状態で納品できる。しかも物語が一定をすぎるとトラックの製造ができるようになるので、積載量も半端なく増える。ゲームバランスが崩れるのではないかとすら思える仕様である。
ただ、その道路を利用出来ない配送場所などもあるし、何よりケースは時雨という雨で劣化していくので、そうした配送所に到達する頃には荷物のケースは錆だらけで、場合によっては中身も劣化してしまう。
そしてここはバランスを取っているんだろうな、と思われるのは、中盤が始まる頃に、ちょうど山岳地帯へ出向かねばならなくなるので、険しい輸送路ばかりがストーリー上で出てくる。ゲームバランスはそうしたストーリー展開でとっているのではないかと考えられる。何というか、絶妙である。
国内作品
「DEATH STRANDING」は国内作品なので私としてはとても安心してプレイができるのだが、オープンワールドで国内作品というのが実はあまりないような状態なので、日本のゲームメーカーはその点で遅れているのかな、と思う時がある。
ただ、横井軍平的発想でいけば、オープンワールドのような大規模なゲームシステムが正しいという事ではなく、おもしろいと思える仕組みを与えることこそゲームの本質と考えると、何もオープンワールドでなければならないという事もない。
日本は、そうした面白さの本質を考えているからこそ、ただ単に予算を掛ければ良いというところに行き着いていないだけなのかもしれない。
ただ、それを言い訳にしてオープンワールド作品を作っていないという言い方もできる。
日本のゲーム制作環境は、安易にキャッシュを稼ぐ事のできるスマホゲームに傾いていき、結果、重量級ゲームをあまり作らなくなった。人気が出なかった時のリスクが高すぎる事が原因なのかもしれないが、大きな作品はそのリスクの先にある事を考えると、こじんまりしたゲームしか作れなくなってしまった今の環境は、ゲームクリエイターを育成する環境としても余りよろしくないように思う。
何とか、国内でも大きな作品がバンバン作られるような環境になってくれれば良いが、今の時代ではもうそれは無理な状況なのだろうか?
ヒントはFF14や、小島プロダクションにあるように思えてならないのだが、それは私の思い込みというものだろうか?