新生して発売される事は公表されていたけど、ようやく情報が出てきた。
2度目のリメイク
当Blogでも2022年4月8日に商標登録された情報として書いたが、あの不朽の名作である「タクティクスオウガ」がリメイクされて「Tactics Ogre Reborn」として発売される。
発売日は11月11日という事で、PSP版に次いで2回目のリメイクである。
発売プラットフォームはPS5/PS4/Nintendo Switch/Steamと多岐にわたり、価格は通常版(パッケージ)、スタンダードエディション(ダウンロード)が5,480円(税込)、デジタルプレミアムエディションが8,780円(税込)となる。
デジタルプレミアムエディションには、ゲーム本編に加えて「タクティクスオウガ リボーン オリジナル・サウンドトラック」が付属する。
他にはスクエニのe-ストアにも限定版があるので、グッズがとにかく欲しいという人はそちらも見てみる事をお薦めする。まぁ…20,000円という価格に疑問を持たずに買えればの話だが。
1度目のリメイクであるPSP版「タクティクスオウガ 運命の輪」は2010年にリリースされ、各所に強化ポイントを持ちながら追加シナリオなどが盛り込まれ、運命を巻き戻すが如く時間軸を戻して複数の可能性を垣間見る事ができる仕様になっていた。
今回のリボーンは、そのPSP版「タクティクスオウガ 運命の輪」をベースに、グラフィックスやサウンドの強化、ゲームデザインの変更が盛り込まれ、新たに作り込まれている部分がある。バトルデザインなどは徹底的にリメイクされているとの事でUIも大幅に変わっている。
なお、PS4版は追加費用なしでPS5版にアップグレードする事が可能になっている。
なかなかPS5は普及が進まないが、まだPS4止まりの人も安心して購入する事ができる。
一番嬉しいのはSteam版があること
個人的に一番有りがたいと思っているのが、Steam版があるという事である。
これなら、Windows PCなら普通にノートPCとかでもイケるのではないかと考えている。
…いや、まさかタクティクスオウガというタイトルで、イマドキのFPSゲームみたいな高速な処理やリフレッシュレートが必要とは思えないので、おそらくはノートPCのCPU統合型GPUでプレイできるだろう、と踏んでいるのだが…。
もし推奨環境としてGeForce RTX 3070以上とかそういう要求だったら、逆に期待してしまうところである。
据え置きゲーム機に限らないプラットフォームなら汎用性の高さは言う迄も無い。これは期待するなという方が無理である。
まぁ、だからといってPS4版やSwitch版を否定しているわけではない。特にSwitch版は、Switchという持ち運ぶ事もできるプラットフォームなので、据え置きゲームとしてもモバイルゲームとしても期待できる。ただ、ハードウェア性能で考えると、Switch版と他プラットフォーム版に何か違いが設けられているかは気になる所である。
どちらにしても、イマドキの性能のハードウェアにリメイクされるという事は期待以外の何物でも無い。
このボリュームを遊び尽くせるのか?
タクティクスオウガはとにかくとんでもないボリュームを持つ。
メインのシナリオをクリアするだけでも結構なボリュームだが、ウォーレンレポートなどから派生するサブクエストなども含めると、実に多彩なストーリーが紡ぎ出される。
また踏破するルートによってもシナリオがガラリと変わるので、一度プレイしたからといって全てを見る事は到底できない。
PSP版の「運命の輪」では、そのやりこみ要素の多さに対応するため、運命を巻き戻す機能(WORLD)を付けたが、巻き戻してもなおそのボリュームはスゴイものになる。
また、死者の宮殿というエンドコンテンツも特徴で、地下100階を延々とノーセーブで下っていくというコンテンツも存在していた。これはPSP版でセーブ可能になったが、それでもクリアまでは時間がかかるのは言う迄も無い。
また、ルートによって仲間にできたりできなかったりするNPCが多数いるため、そうしたNPCとのやり取りを見ようと思ったら、全ての選択肢を試行錯誤する必要がある。PSP版の巻き戻しで多少は楽にはなったが、それでも大変である。
こうしたやりこみ要素は、飽くなき探究心を持つ人にとっては良い要素ではあるのだが、昨今の難易度に貧弱なご時世では、逆に嫌われる要素になりかねない。
リボーンではこの辺りをどのようにバランスを取るのかも気になる所である。
個人的に史上最高のゲームと思っているタクティクスオウガなので、その期待はとても大きいのだが、果たしてリボーンはどういった出来になるのか、実に気になる所である。
あと…スクエニのe-Storeで、コレクターズエディションに同梱される「オフィシャルスクリプトブック」が単体販売される。コレはちょっと欲しいと思える設定資料集だが…価格がもう少し安ければ…ね。