10年前に設置した火災報知器のバッテリーが切れた。
ちゃんと仕事をした火災報知器
2011年5月11日の当Blog記事にも書いたが、この日、私は自宅に火災報知器を2種類設置した。
それは平成18年6月1日から、消防法改正された事によるもので、既存住宅に必須というものではないのだが、新築や改築時には火災報知器を設置しなければならないという法改正であった。
別に改築したわけではなかったのだが、一応法規制で決まった事なので、とりあえず付けておくかと思い、PanasonicのSH6010P、SH6000Pという、ねつ感知式とけむり感知式の2種類の火災報知器を設置した。
電池式の簡単なもので、製品的には電池は10年持つという製品だった。
その設置した火災報知器のウチ、ねつ感知式の方が、今日、電池が切れたとアラームがなり、ついにその仕事を完遂した。
このねつ感知式のSH6010P、実はちゃんと仕事をしたのである。
本来、火災報知器はその仕事をしない方が良いのだが、残念ながら、ウチのSH6010Pは過去に仕事をした事があるのである。
画像を見るとわかるとおり、紐が熱で焼き切れているのが見えると思う。
2018年11月24日の当Blogの記事にも書いたが、ウチの母親がキッチンでガス爆発を発生させ、やけどを負うという事故があった。警察と消防が出動する事件に発展し、私は生まれてはじめて警察から電話を受けるという経験をした。
この時、このSH6010Pはちゃんと仕事をし、周囲に火事が発生した事を通報したのである。
もう一度言うが、火災報知器は仕事をしない方がいい。というか、常に見張っているという意味では仕事はしなければダメなのだが、周囲に火事を知らせるという仕事はしないほうがいいのである。
知らせるという仕事をしたという事は、それは即ち事故が遭ったという事である。
我が家の火災報知器は不運にもその仕事をしたワケだが、その仕事は堅実にこなし、そして10年という任期を超え、今日無事にその役目を完遂した。
というわけで買い替え
不運にも、警報を鳴らすという仕事をした我が家の火災報知器は、バッテリーが切れた事で天寿を全うした。
…いや、バッテリーだけ換えればまだ使えるのかも知れないが、前述したように一度仕事をした事で紐も焼き切れているので、ここらで世代交代させる事にした。
型番であるSH6010Pは既に生産終了品となっているので、後継機を購入するコトにした。
Panasonicというメーカーでなくても…と思ったが、私からするとちゃんと仕事をしたという実績の元、やはり同じPanasonicの製品を選ぶ事にした。
以前の記事にも書いたが、火災報知器には2種類ある。
一つは熱感知型で、もう一つは煙感知型である。
ちなみにキッチンに設置するのは熱感知型で、その他の部屋では煙感知型が良いとされている。というのも、キッチンで魚焼きなどから煙が出た時に煙感知型だと反応してしまうからだ。それにキッチンでは煙が出る時には既に時遅しであり、高熱が出ている事を感知しないと火災の防止にならない。
という事で、今回はこの熱感知型の火災報知器を買い替えし、別の部屋に設置したものはバッテリーのみ交換という事にした。
新しい住環境にしたい
実は…お金がないので出来ないのだが、自分としては住環境そのものを新しい環境にしたい、という気持ちもある。
正直、今の住環境は生活レベルは決して高いわけではない。もちろん、私の稼ぎでは高い生活レベルを維持する事はできないのだが、世の中の中堅レベルの生活環境よりずっと下のラインで今は生活していると言える。
それは住環境そのものが古い環境の中にある事が原因なのだが、自分一人なら気楽に引っ越しもできるが、足の悪い親を持つと、引っ越しも気軽にできる状態ではない。
おそらく、何か余程大きなチャンスでもない限り、今の環境はそう簡単に変える事は出来そうにないのだが、同時に、私が一人になった時に今の環境から変わるにしても、それなりにお金がかかるなと考えると、この先とても不安になる。
当Blogでもいろいろ書いてきたが、私はとにかく借金を背負い生きてきた年数がとても長いため、未来に安心を確保できていない。それ故に、住環境を変える事そのものの壁がとても厚く、また高い。
今回の火災報知器など、住環境問題としては乗り越える壁は低く、簡単に解決できる問題ではあるが、更なる上を目指そうと思えば、とても簡単にできる話ではないのがとても残念である。
何はともあれ、災難は避けられるようにした方がいい。
もし自分の住環境が古くて、火災報知器がないよ? とかいう人がいたら、手軽に取り付けられる火災報知器くらいは取り付けた方が良いだろう。
万が一、はない方がよいが、それに備える事も重要である。