Magic Keyboardを使いながらApple Pencilも使いたいと考えた。
MagEZ Case2
Apple初売りでiPad ProとMagic Keyboardを購入した話を以前当Blogで書いたが、その後、Magic Keyboardが手書きに不向きだという事から、どのようにしてMagic Keyboardを使っていくかという事が、私の中で大きな課題となっていた。
Magic Keyboardを使おうとすれば、iPadは平面において使えない。それが原因で手書きにとても不向きで、手書きする為にはMagic Keyboardから取り外す必要がある。
Magic KeyboardからiPad Pro本体を取り外してしまうと、カバーもないそのままの姿のiPad Proが剥き出しになるわけだが、それではカバーを付けて使いたいという欲求は満たせない。逆にカバーを付けてしまうと、今度はMagic Keyboardに取り付けられない、という事になる。
この相反する要望を実現するためには、カバーを取り付けたままMagic Keyboardを取り付けられるというアイテムを使用する必要がある。
そこで登場するのが、PITAKAというブランドから発売されている「MagEZ Case2」というカバーである。
カバーの上からMagic Keyboard
このMagEZ Case2は、非常に薄い作りになっていてMagEZ Case2をしたままMagic Keyboardが取り付けられるという構造になっている。
カバーの左側面がまるまる剥き出しになっているのは、こちら側にMagic Keyboardのヒンジが来るためであり、ここをカットした事でMagEZ Case2を取り付けたままMagic Keyboardを装着しても干渉する事なく取り付ける事ができる、というわけである。
MagEZ Case2はその中心部にマグネットが含まれていて、Magic Keyboardを取り付けても磁力が弱まるのを防いでいる。だからMagEZ Case2を付けたままであっても、磁力でしか取り付いていないiPad Proが脱落する事なく使える、というわけである。さらに、iPad Pro裏の金属接点もちゃんと使えるようにMagEZ Case2側にも通電させるための金属接点が取り付けられている。
実際、Magic Keyboardを取り付けてみたが、ちゃんとMagic Keyboardは認識されるし、側面のUSB Type-C端子で充電する事ができる。
このあたりのレビューは、以下のサイトがとてもわかりやすく書かれている。
misclog
https://misc-log.com/pitaka-magez-case2/
実際に取り付けた私も全く同じ状況なので、iPad Pro 2021を使用している人は参考にされたし。
しかし…
このMagEZ Case2だが、一見完璧に思える製品のように感じられるが、実は問題もある。
それはAmazon.co.jpのMagEZ Case2の商品ページのコメントにあるキズ問題である。
どうもMagEZ Case2を取り付けるとiPad Proの側面の決まった場所にキズができるというものである。
どうやら、カバーされていない側の反対、つまり正面右側の角の部分と、Apple Pencilの接点のところに修復不可のキズができる、というのである。
おそらく、本製品が部分的に接触して擦れる事でできるキズと思われるが、普段使っている分には気づかない内側のキズである。
だが、だからといって看過できるわけではない。iPad Proは価格的にも高価なので、できればキズなど付けたくはない。
そこで…私はこの右側の両角の部分とApple Pencilの接点のところにセロハンテープを貼り付けて保護した。
擦れて付くキズなのだから、擦れても直接触れないようにしてやれば良いだろう、と考えたわけである。ゴツイテープを貼り付けると入らなくなる可能性があるので、セロハンテープくらいしか貼り付ける事ができないのは厄介だが、何もしないよりはマシである。
おそらく、これで擦れる事もほぼなく、キズを付けずにMagEZ Case2を使う事ができるだろうと思われる。
ま、使って1週間ほど経過した時、取り外して確認してみないと何ともいえないが、このMagEZ Case2の利便性はできれば享受したいと思っているので、このまま使って経過を見てみようと思う。
露出するカメラ部分
だが、このMagEZ Case2を使っても保護されない部分がある。それは正面女木側面の部分とカメラの部分である。
正面右側面はもう構造上致し方なし、と思っているので、運用上で気をつける事しかしない事に決めたのだが、カメラの部分は何か考えた方が良いだろうと思い、カメラを保護するガラスフィルムを取り付ける事にした。
気になるのは前述したMagEZ Case2を取り付けた後のキズ問題だけである。これは経過を見るしかない。というわけで、今回2アイテムを追加した事で、ほぼiPad Proのアクセサリーは満足のいくレベルに達したと言える。気休め…かもしれない。
だが、上手いことにMagEZ Case2を取り付けた後のカメラ部分は、ちょうどこのESRのカメラフィルムの厚みが丁度良く収まるため、カメラ保護の役目は十分果たすだろうと思われる。
もともとiPad Proはキズには強い構造になっているので、気にしすぎと言えば気にしすぎかもしれないが、カメラ部分は出っ張っているだけに接触する可能性が高く、特にApple Pencilで書いたりする時には確実に机の天板と接触するため、こういう厚めのフィルム等でカバーされていれば安心である。
というわけで、若干人柱的な要素はあるが、iPad Proの外装を気にしている人は参考にしてほしい。