使えるかどうかは本人次第。
横長モニタの利便性
私自身、21:9という縦横比のモニターを使用しているので、横長モニタの利便性はよくわかっているのだが、この横長比率のモニタは一度使うとその便利さがハンパない事に気づく人が多い。
デュアルモニタと何が違うのか? と思う人もいるかもしれないが、単に2画面を横並びにしているのとはまるで違う。
2画面を横並びにして使用すると、確かに横幅が広い感じで利用できるのだが、あくまでも2画面に分けて使う事前提で使用する。
ところが、21:9のような横長モニタだと、確かに横に広げていろいろな資料を配置して利用するのだが、境目がないというだけで、その利用の仕方に自由度が加わる。
だから横長モニタはデュアルモニタとは表示できる感覚は同じでも、実際は異なるのである。
その横長モニタの利点をモバイルでも享受したい、と思った時、残念ながら今販売されているモバイルモニタのほとんどのものでは享受する事ができない。理由は16:9の比率のモニタが大部分だからである。
モバイルで32:9
そんな中、モバイルモニタでありながら32:9の縦横比率を持つモニタを発売しようというクラウドファンディングがある。
Kickstarterで出されている「Lukos」という製品である。
Kickstarter Lukos
https://bit.ly/3rkEr13
この製品、14インチという製品でありながらその解像度は3,840×1,100ドットという内容で、使用パネルはIPS、最大輝度は300cd/平方m、リフレッシュレート60Hz対応したモニタとなっている。
インターフェースは製品天面に用意されていて、DisplayPort1.4とHDMI2.0bは各2、DisplayPort1.2、HDMI1.4、USB Type-Cが各1ポート用意されている。6系統の入力に対して最大4つのデバイスとは同時接続が可能で、画面を4分割して表示する事もできる。
価格は100セット限定の32%OFFで48,154円(419ドル)で、本日お昼の段階で残り30セットとなっている。
この30セットが終わったら、カーボンファイバーケースがセットになったものが36%OFFで49,303円(429ドル)となっている。こちらは数量限定とは謳っていないが、数に限りがあるかどうかは不明である。
明日まで
このLukosだが、実は〆切りは明日2月3日22時までとなっている。
私も、終了間際まで存在をしらなかったもので、このタイミングで記事にしたのだが、他にはないデバイスなので、興味をもった人はすぐにでもリワードを選択して欲しいと思う。
こういった製品は市場にはあまり出回らなかったりするので、欲しいと思ったときには買えない、という事も多い。
姿形を見ればわかるが、そもそも特殊すぎて一般ではほぼ売れないと思う。だからこそのクラウドファンディングなわけで、この特殊な仕様のモニタが欲しい人は、購入検討してみて欲しい。
フルHDが横に2画面分という解像度と近似値なので、使い方次第では化けるモニタかもしれない。
…こいつでSteam版ダライアスをプレイするとどんな感じになるのだろうか? とちょっと興味もある。