自作PCではなく、ノートPCの話。
やはりノートPCが必要か
今年に入ってiPad Proを導入し、私としては自分で仕事をする分にはiPad Proで事足りる部分は多々あるのだが、依然としてWindowsのノートPCの必要性がどうしても出てくる場面がある。
デスクトップPCで賄う事ももちろん可能だが、オミクロン株の関係から、リモート業務を中心としたシフトに変われ、という事になると、デスクトップPCだといろいろ都合が悪い。
そういう意味では、iPad Proは確かに導入したものの、業務の中心はどうしてもWindows環境という事になってしまうので、iPad Proは仕事で使えるには使えるものの、他との連携でどうしてもWindowsノートPCもどこかで必要になってしまう状況がある。
で、今まではそれをMacBook Proの中にParallels Desktopを入れて、仮想Windowsで賄ってきたのだが、MacやiOSデバイスは徐々にApple Siliconへとベースコアが移り変わってきている関係で、Intel Macは都合が悪い部分が出てきている。
こうなると、Parallels Desktopでの仮想Windowsよりも、MacBook Proの使用を止めて、iPad ProとWindowsノートPCの2台で業務を回す方が堅実な感じに思えてきた。
Windows
ただ、WindowsのノートPCを新たに購入する、となると、今どのノートPCを購入するのがベストか? という事で悩んでしまう。
もちろん、価格的にはそんなに高いものは狙えないし、必要が無い。
Officeアプリケーションが使えてオンラインミーティングが可能な性能があれば十分である。
ただ、その許される予算の中で最適解を求めようと考えていく中で、今の時期というのは実は購入にあまり向かないという事が見えてきた。
というのも、第12世代コアの存在が問題なのである。
ノートPCの場合、残念ながらAMDという選択肢がないわけではないが、いざAMDコアのノートPCを購入しようとすると案外選択肢がない。
理由は、AMDのAPU搭載製品が思った程出ていない、という事であり、ノートPC市場は依然としてIntel優勢な状況にある。
ただ、そのIntelをして今は第12世代コアのモバイル版がようやく発表された状況なので、今はまだ第11世代コアの製品しか販売されていないという問題がある。
それでも一部メーカーは第12世代コアを搭載した製品の販売をようやく開始したところだが、残念ながら安めの製品を投入しているメーカーには、また第12世代コア搭載の製品が販売がないのである。
そうしたメーカーも含めて第12世代コアが搭載された製品が発売されるのは、おおよそ今年の3月ごろからだろう、と言われている。
第12世代
第11世代でなく、何故第12世代が重要なのかというと、その性能の高さと省電力性の良さが鍵である。
第12世代は、PコアとEコアという、ARMでいうところのBigLITTLEと同じ構成になっていて、パフォーマンスが必要ない時は省電力コアのみで動き、パフォーマンスが必要な時だけ高性能コアが働くようになっている。
これが思いの外全体のパフォーマンスを向上させていているようで、期待されているのである。
だから、今WindowsノートPCを購入すると、第11世代コアが中心なので、ちょっともったいない感じがあるのである。
できればあと二ヶ月ほど待ち、第12世代コア搭載製品を購入する方が、同じ金額を払うにしても幸せだと言えるわけである。
調査によると、第12世代のEコア(省電力コア)は、IntelのSkyLakeアーキテクチャの頃のコアと性能的には近しいようで、それでいながら省電力性は40%ほど向上しているようである。
Eコアは、バックグラウンドで動くようなプログラムを処理するのに向いているとの事なので、Windowsが動作するほとんどのプログラムはEコア向けとも言える。
それでいてPコアは従来のIntelコアの性能よりシングルタスクでより高性能であるため、重めの処理はPコアがサクっと処理する。第12世代コアはこの連携が協力なので、全体のパフォーマンスが相当に向上していると言える。
だから、WindowsノートPCを購入するなら、できれば第12世代コアが搭載されている製品の方が望ましいわけである。
というわけで、WindowsノートPCを導入する方が仕事として効率が良い、と今は考えている。Macも捨てがたいのだが、iPad Proの存在がその必要性を脅かしているのも事実で、最終的には10万円ちょっとくらいのWindowsノートPCを購入する方向に進みそうな感じである。
まぁ…要求性能が高くないので、第11世代コアで買ってしまっても問題はないといえばないのだが…。